詫間駅

詫間駅について

詫間駅は、香川県三豊市詫間町松崎に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅名標には「浦島太郎伝説の駅」と記されており、この地域ならではの伝説に触れることができます。早朝や深夜には特急列車が停車し、利便性が高い駅として知られています。駅番号はY14です。

歴史

詫間駅は1913年（大正2年）12月20日に開業しました。その後、1971年（昭和46年）11月8日に貨物取扱が廃止され、1985年（昭和60年）3月14日には荷物扱いも廃止となりました。1983年（昭和58年）には、地元が8000万円を負担して駅舎が改築されました。同年7月16日には、100km未満の近距離乗車券を発券できる自動券売機が設置され、利便性が向上しました。

1987年（昭和62年）4月1日には、国鉄分割民営化に伴い、四国旅客鉄道（JR四国）の駅となりました。1994年（平成6年）3月1日には、早朝・夜間の駅員配置が取り止められましたが、2020年（令和2年）3月14日にはICカード「ICOCA」の利用が可能となり、ICカード専用簡易改札機が導入されました。また、同年8月3日にはみどりの券売機プラスが利用開始され、9月30日にはみどりの窓口が営業を終了しました。

駅構造

詫間駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。1番線は上下本線（制限速度100km/h）、2番線は上下副本線（一線スルー）として使用されています。駅舎からホームへは、本線である1番線を横断する必要があるため、交換列車がない場合は、列車種別に関わらず2番線に入線します。下り列車はすべて2番線、上り列車は一部を除き2番線に入線します。

駅舎は1983年に改築された鉄筋コンクリート造の平屋建てです。かつては駅舎内にキヨスク、駅舎外にはウィリーウィンキー詫間店がありましたが、2016年に閉店しました。その後、2019年（令和元年）11月22日に三豊市の観光交流局が旧ウィリーウィンキー店舗跡に移転しました。駅舎外には、市営バスのバス停や自転車の駐輪場が整備されており、駅周辺の交通拠点としての役割も担っています。社員配置駅であり、多度津駅助役詫間在勤配置として、早朝と夜間を除き駅員が配置されています。

のりば

利用状況

1日平均の乗車人員は以下の通りです（具体的な数値は省略）。

駅周辺

駅周辺には、詫間港や三豊市立松崎小学校があります。かつては詫間カントリークラブがありましたが、現在は閉鎖されています。また、タクマステーションホテルも駅近くに位置しています。

バス路線

三豊市コミュニティバスが運行しており、以下の路線が利用できます。
詫間線
詫間三野線
高瀬仁尾線
仁尾線
三野線

かつては、琴参バスと国鉄バスが駅前から発着していました。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）
■予讃線
特急「しおかぜ」「いしづち」一部停車駅、特急「モーニングEXP高松」停車駅
■快速「サンポート」・■普通
海岸寺駅 (Y13) - （臨）津島ノ宮駅 - 詫間駅 (Y14) - みの駅 (Y15)

外部リンク

詫間駅 - 四国旅客鉄道


詫間駅は、地域の歴史とともに歩んできた駅であり、現在も地域住民の足として、また観光の拠点として重要な役割を果たしています。駅を訪れる際には、駅名標の「浦島太郎伝説の駅」をぜひご覧ください。

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