赤嶺駅

赤嶺駅について

赤嶺駅（あかみねえき）は沖縄県那覇市赤嶺二丁目に位置し、沖縄都市モノレール線（通称：ゆいレール）の駅として知られています。この駅は駅番号2で、北緯26度11分36秒の位置にあり、日本最南端の駅として観光客や住民に利用されています。

歴史

赤嶺駅は2003年8月10日に那覇空港駅と首里駅の間が開業する際に、新たに設置されました。これにより、旧来の最南端駅であった九州旅客鉄道の西大山駅に代わって、日本最南端の駅という称号を獲得しました。その翌年の2004年7月28日には、駅前広場に「日本最南端の駅」の記念碑が設置され、観光名所にもなっています。

2014年には、ICカード「OKICA」が利用可能になり、続いて2020年3月10日には「Suica」の利用も可能となりました。これによって、利用者にとってますます便利な駅となりました。

駅構造

赤嶺駅は高架に構造されており、島式ホームを有する1面2線の設計です。エスカレーターやエレベーターが設置されており、バリアフリーにも配慮されています。

駅の設備

- コインロッカー：改札内にあり、荷物の一時保管に便利。
- 公衆電話：改札外に設置されています。
- 自動販売機：飲料の販売があります。
- トイレ：改札内に設置されています。

利用状況

2022年度のデータによると、赤嶺駅の1日平均乗車人員は1,981人に達しています。この数字からも、駅の需要の高さや、地域住民の利用頻度がうかがえます。開業当初から現在に至るまでの乗降人員の推移は安定しており、多くの旅客が利用しています。

駅周辺の環境

赤嶺駅の北側には赤嶺県営住宅、南側には大型のマンションが多数立地しています。駅南側には交通広場があり、タクシー乗り場や駐輪場が整備されています。特に駐輪場は無料で、周辺の住民や訪問者にとって利便性が高いです。また、「日本最南端の駅」石碑も駅の近くに位置し、訪れる人々の写真撮影スポットともなっています。

主な交通アクセス

赤嶺駅前には、複数の路線バスが利用可能なバス停が設置されており、沖縄本島の各所へのアクセスも良好です。主なバス路線として、17番・石嶺（開南）線、56番・浦添線、87番・赤嶺てだこ線、89番・糸満（高良）線などが運行されています。

また、東京バスのハーレーエクスプレスやウミカジライナーの便もあり、那覇空港や観光名所へのアクセスも充実しています。

その他の情報

駅到着時の車内チャイムは沖縄の童謡「花の風車」がアレンジされて使用されています。ホームの西端からは那覇空港の滑走路南端が眺望できますが、写真撮影には不向きです。また、ウチナーグチ（沖縄方言）による案内放送では、赤嶺駅は「あかんみ」と発音されます。

隣接する駅

• - 那覇空港駅 (1)
• - 小禄駅 (3)

このように赤嶺駅はその立地と設備から、多くの利用者に支えられ、日本最南端の駅としての存在感を示しています。沖縄を訪れる際には、立ち寄る価値のある駅です。

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