足守駅

足守駅

足守駅（あしもりえき）は、岡山県岡山市北区福崎に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）吉備線の駅です。この路線には「桃太郎線」の愛称が付与されており、当駅にはJR-U07の駅番号が割り当てられています。

歴史

当駅の歴史は、1904年（明治37年）11月15日に、現在の吉備線の前身である中国鉄道が開業させたことから始まります。駅名の「足守」は、当時の中国鉄道社長であった藤田連蔵が足守に居を構えていたことに由来するとされています。

その後、1944年（昭和19年）6月1日には、中国鉄道の鉄道部門が国有化されたことにより、国鉄吉備線の駅となりました。

戦後にかけて、駅の機能は変化していきました。1962年（昭和37年）3月1日には貨物の取り扱いが廃止され、さらに1971年（昭和46年）11月1日には荷物の取り扱いも終了し、同時に簡易委託駅となりました。

国鉄の分割民営化に伴い、1987年（昭和62年）4月1日からはJR西日本の管轄する駅となっています。

近年では、ICカードへの対応が進められました。2007年（平成19年）7月24日にはICOCA対応の簡易型自動改札機が設置され、同年9月1日からは正式にICカード「ICOCA」が利用できるようになりました。

駅構造

足守駅は地上駅であり、列車の停車場としての機能を持つ停留所に分類されます。ホームは単式ホームが1面のみ設置されており、線路は1線のみです。

ホームは総社方面へ向かう列車を見た場合に右側に配置されています。これは線路の北側に位置することを示します。駅への出入口は、ホームの備中高松駅寄りに設けられた待合所の中にあります。

現在、当駅は倉敷駅によって管理されている無人駅です。駅構内には、ICOCA利用可能な簡易型自動改札機と自動券売機が設置されています。ICOCAの相互利用サービスにより、PiTaPaをはじめとする対象の交通系ICカードも利用可能です。

利用状況

近年の1日平均乗車人員の推移が示されています。詳細な数値の記載はありませんが、地域の交通手段として利用されています。

駅周辺

駅の東側では、吉備線の線路が南へ流れる足守川を鉄橋で渡ります。川の対岸、駅の東側には国道429号線が足守川に沿って南北に延びています。

当駅の所在地である福崎は、本来の足守地区の中心部からはやや離れた場所にあります。行政区分としては北区役所高松地域センターの管内（旧吉備郡高松町）に位置しており、足守の中心市街地へは、駅から足守川沿いを北へおよそ4kmほど遡る必要があります。

駅周辺には、以下のような施設や道路が見られます。

岡山自動車道 岡山総社IC
国道180号
国道429号
山陽精機 生石（おいし）第1・第2工場
岡山総社IC流通センター
岡山郵便局
アマゾンジャパン岡山FC（フルフィルメントセンター）
稲荷自動車教習所

なお、吉備線の前身である中国鉄道は、かつて足守地区までの鉄道路線免許を保有していましたが、この計画は実現を見ることなく失効しました。

バス路線

駅の東側には「足守駅バス停」が設置されており、路線バスが発着しています。

足守地区生活バス
岡山県済生会「憩いの丘」が運営する会員制コミュニティバス

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本） 桃太郎線（吉備線）

備中高松駅 (JR-U06) - 足守駅 (JR-U07) - 服部駅 (JR-U08)

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

足守駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
国土地理院地図閲覧サービス - 足守駅周辺の1/25000地形図（図名：総社東部）

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