辻堂駅

辻堂駅の概要

辻堂駅（つじどうえき）は、神奈川県藤沢市辻堂一丁目にある東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅で、東京と新宿を経由して高崎線や宇都宮線へ直通する湘南新宿ライン、上野東京ラインも利用可能です。駅のすぐ西側には茅ヶ崎市との境界があります。2021年のダイヤ改正により、全車指定席の特急「湘南」のいくつかの列車が新たに停車することになりました。

駅の歴史

辻堂駅は1916年に開業され、当初は軍需品の輸送に使用されていました。駅設立を望む住民の活動を受けて開業が実現し、以後、駅舎の新築や設備の充実が図られてきました。関東大震災で駅舎が倒壊した後、再建され、1940年代には日本海軍の拠点としての役割を果たしました。

1953年には西口が新設され、以後何度も改修工事が行われて、現在の橋上駅舎へと発展しました。特に1987年には国鉄が民営化され、現在のJR東日本の一部として運営されています。さらに近年では、2011年にテラスモール湘南がオープンし、地域の交通の要所としての役割が強化されています。

駅の構造

辻堂駅は地上駅で、複々線のうち旅客線に島式ホーム1面2線を持ちます。駅舎は橋上に位置し、北口、南口、西口の3か所から利用可能です。業務は藤沢駅が管理し、みどりの窓口やICカードの「Suica」対応も行っています。駅内には利便性の高いNEWDAYSやコーヒーショップも設置されています。

発車メロディ

辻堂駅の発車メロディは2016年12月1日から「浜辺の歌」に変更されています。この楽曲は地元の有志らによって100周年を記念する形で選ばれたもので、幼い頃の思い出からインスパイアされたものです。駅発車時に、このメロディが流れることで地域の魅力を伝えているともいえます。

利用状況

2023年度において、辻堂駅は1日平均55,388人の乗車人員を記録し、これはJR東日本全体で70番目の利用者数を誇ります。この数値は特急「湘南」の停車などにより、年々増加しています。特に特別快速の通過駅の中では最大の利用者数を誇ります。

駅周辺の環境

北口側には湘南ライフタウンが広がり、多くの住居や商業施設があります。また、湘南C-Xと呼ばれる地域再生事業が進められています。南口にはテラスモール湘南や様々なバス路線があり、利便性が高いエリアです。また、国道1号や新湘南バイパスへのアクセスも良好です。駅前には飲食店や金融機関も充実しており、地域の中心地としての役割を担っています。

隣の駅

• - 東海道線

特急「湘南」一部停車駅
通過駅: 特別快速（湘南新宿ライン経由）
藤沢駅 (JT 08) - 辻堂駅 (JT 09) - 茅ケ崎駅 (JT 10)

このように辻堂駅は歴史的な背景を持ちつつ、地域の発展に寄与している鉄道の重要な拠点と言えます。

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