重岡銀次朗

重岡銀次朗（しげおか ぎんじろう）のプロフィール

重岡 銀次朗は1999年10月18日に日本の熊本県熊本市で生まれたプロボクサーです。ワタナベボクシングジムに所属し、元IBF世界ミニマム級王者として知られています。彼は兄の重岡優大もまた元WBC世界ミニマム級王者であり、兄弟揃ってボクシング界を盛り上げています。

来歴

幼少期から空手を習っていた銀次朗は、小学4年生からボクシングに転向し、才能を開花させました。開新高校時代には、高校のボクシングにおいて5冠を達成するなど、その実力を印象づけました。

プロボクシングキャリア

プロデビュー

2018年7月、銀次朗はB級プロテストに合格し、同年9月にはプロデビューを果たします。初戦ではTKO勝ちを収め、その結果、東日本ボクシング協会から月間賞新鋭賞を受賞しました。

タイトル獲得

2019年には、WBOアジアパシフィックミニマム級王座決定戦でクライデ・アザルコンにKO勝利、プロ4戦目でのタイトル獲得という大記録を達成しました。続いて、同年の12月には初防衛に成功し、以降も順調にタイトルを守り続けます。2022年には日本ミニマム級王座を獲得し、さらなる防衛にも成功。特に、2023年4月のIBF世界ミニマム級暫定王座決定戦では、レネ・マーク・クアルトと対戦し、KO勝利を収め、兄・優大と共に兄弟での同時世界暫定王座獲得を果たしました。

王座統一

2023年10月、大田区総合体育館でのIBF団体内王座統一戦では、正規王者ダニエル・バジャダレスに再戦し、見事に勝利を収めて団体内王座統一を果たしました。これは日本人として初めての偉業であり、特に兄弟同時での王座統一としては注目を集めました。2024年には連戦に臨むも、滋賀での試合で初黒星を喫し、手術を受けることになりましたが、その後の復帰も期待されています。

競技における目標

銀次朗はボクシング界でのさらなる高みを目指し、具志堅用高の国内防衛最多記録更新、無敗での引退、さらにパウンド・フォー・パウンド1位を目標に掲げています。

戦績

アマチュアボクシング：57戦 56勝 1敗
プロボクシング：13戦 11勝 (9KO) 1敗 1無効試合

獲得したタイトル

• - アマチュア:

- 第26回全国高等学校ボクシング選抜大会ピン級優勝
- 第71回国民体育大会少年の部ピン級優勝

• - プロ:

- WBOアジアパシフィックミニマム級王座（防衛2＝返上）
- 日本ミニマム級王座（防衛1＝返上）
- IBF世界ミニマム級暫定王座（防衛1）
- IBF世界ミニマム級王座（防衛1）

ボクシング界に新たな歴史を刻む重岡銀次朗の今後の戦績と活躍から目が離せません。

もう一度検索