野田生駅

野田生駅（のだおいえき）

野田生駅は、北海道二海郡八雲町野田生に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はH56で、電報略号はノタ。事務管理コードは▲140120となっています。

歴史

1903年（明治36年）11月3日：北海道鉄道 森駅 - 熱郛駅間の開通に伴い、野田追駅（のだおいえき）として開業。一般駅として、野田追機関庫も設置されました。
1907年（明治40年）
6月30日：野田追機関庫が廃止。
7月1日：北海道鉄道の国有化に伴い、国有鉄道に移管。
1909年（明治42年）10月12日：国有鉄道線路名称制定に伴い、函館本線の駅となります。
1910年（明治43年）：野田追機関庫を再設置。
1914年（大正2年）：野田追機関庫を再度廃止。
1945年（昭和20年）7月20日：函館本線石倉駅 - 当駅間が上り線のみを新線に移行した変則的な複線化。
1949年（昭和24年）6月1日：日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道（国鉄）が継承。
1958年（昭和33年）12月10日：函館本線落部駅 - 当駅間の旧線（暫定的下り線）を廃止し、新線（暫定上り線）に統合。この区間が一旦単線区間となります。
1959年（昭和34年）10月1日：野田生駅（のだおいえき）に改称。
1968年（昭和43年）9月21日：函館本線落部駅 - 当駅間が再び複線化。
1969年（昭和44年）8月29日：函館本線 当駅 - 山越駅間が複線化。
1972年（昭和47年）3月15日：貨物扱い廃止。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：無人化。簡易委託駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となります。
1988年（昭和63年）12月3日：駅舎改築。
1992年（平成4年）4月1日：簡易委託廃止、完全無人化。
2007年（平成19年）10月1日：駅ナンバリングを実施。

駅名の由来

野田生（野田追）の地名由来は、アイヌ語の「ヌㇷ゚タイ（nup-tay）」（野・林）に由来するという説がありますが、定かではありません。鉄道省札幌鉄道局編『駅名の起源』（1939年版）では、「ノット、アオ、イ」（岬を有する所←岬を負う所）の意であると紹介されています。

この「野田追」の地名は、現在の野田追川の右岸・左岸一帯を指す地名でした。1956年（昭和31年）に実施された八雲町内の字名整理の際、当時は落部村であった右岸側の「野田追」と区別するため、駅のある左岸の海側の字名が「野田生」となりました。これに伴い、当初「野田追」の表記であった駅名も、字名と同一にするよう青函船舶鉄道管理局に陳情が行われ、1959年（昭和34年）10月1日に、字名の表記に合わせて改称されました。

右岸側の「野田追」を含む各種の字名は1970年（昭和45年）に旧落部村内の字名を整理した際に海側が東野、山側がわらび野と改称され、地名としての野田追は河川名や山岳名に残っています。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。ホーム間は構内踏切で連絡しています。八雲駅が管理する無人駅です。

のりば

駅周辺

北海道道573号桜野野田生停車場線
国道5号
八雲警察署野田生駐在所
野田生郵便局
八雲町立野田生小学校
八雲町立野田生中学校
野田追川
野田追橋
函館バス「野田生駅前」停留所

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

落部駅 (H57) - 野田生駅 (H56) - 山越駅 (H55)

外部リンク

野田生｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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