長塚京三

長塚京三について

長塚京三（ながつかきょうぞう）は1945年 7月6日生まれ、東京都世田谷区出身の日本の著名な俳優です。早稲田大学の第一文学部演劇科を中退後、フランスに渡り、パリ大学（ソルボンヌ）を卒業しました。俳優人生の初期には山崎洋子事務所に所属し、1960年代後半から活動を開始しました。身長181cm、体重76kg、血液型はO型という体格を活かした多様な役柄で観客を魅了しています。

来歴

長塚は早稲田大学在学中、演劇サークルの劇団木霊にて活動し、同窓には久米宏や田中眞紀子もいました。その後、1970年代初頭に渡仏し、ソルボンヌ大学で学んでいた1974年にジャン・ヤンヌ監督の映画『パリの中国人』で主演を担当し、俳優デビューを果たしました。同年のドラマ『樹氷』でも初めてのテレビ出演を果たすことになります。

彼の初期のキャリアでは、悪役やエリート役、恋敵役が多く見受けられました。しかし、1995年にサントリーオールドのCMに出演すると、そのイメージが一新され、理想の上司という役柄にも挑戦するようになりました。『ナースのお仕事』シリーズや大河ドラマ『篤姫』などでの活躍により、観客層を広げ、支持を集めるようになりました。

ステージと私生活

舞台活動も精力的に行っており、特に『オレアナ』では読売演劇賞優秀賞を受賞しました。私生活では2児の父であることから、家族との時間を大切にし、1982年に離婚した後は長らく独身として過ごしましたが、2009年には息子の結婚を機に再婚しました。

特技はフランス語とシャンソンで、長野県軽井沢町には別荘を所有しています。

主な出演作品

長塚は多くの映画やテレビドラマに出演しており、以下はその一部です。

映画

- 『パリの中国人』(1974年)
- 『遠い一本の道』(1977年)
- 『ひき逃げファミリー』(1992年)
- 『東京夜曲』(1997年)
- 『ラスト・ディナー』(2013年)
- 『UMAMI』(2021年)

テレビドラマ

- 『樹氷』(1974年, TBS)
- 大河ドラマ『草燃える』(1979年)
- 『男たちの旅路』(1977年)
- 『ナースのお仕事』シリーズ(1996年〜2000年)
- 『篤姫』(2008年)
- 『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(2017年)

長塚京三はその出色した演技力により、時代を超えて多くの人々に愛される俳優として活躍し続けています。新たな挑戦を続け、注目される存在であり続けるでしょう。

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