長谷川初範

長谷川初範のプロフィールと経歴

長谷川初範（はせがわ はつのり）は、1955年6月21日に北海道紋別市で生まれた日本の俳優です。愛称は「ショパン」で、北海道紋別北高等学校と横浜映画放送専門学院（現在の日本映画大学）の演劇科を卒業しています。彼は現在、ケイダッシュに所属しています。

幼少期からの影響

長谷川は二人兄弟の長男として裕福な家庭に育ち、両親が経営するスーパーマーケットは道東で有名でした。幼少期から映画に熱中し、早くから映画館を訪れては邦画や洋画を楽しんでいました。特に8歳の頃に観たアメリカ映画『愛情物語』の印象が強く、ピアニストの奏でるショパンの曲に心を動かされます。

剣道にも関心を持ち、小学4年からは全国大会で活躍しました。高校時代にはロータリークラブの交換留学生として米国に1年間留学し、レスリングや芸術の分野でも才能を発揮しましたが、両親の離婚や実家の倒産が影響し、南カリフォルニア大学への進学を断念します。

演技キャリアのスタート

1975年、長谷川は横浜放送映画専門学院に入学し、在学中にテレビ番組に出演する機会に恵まれ、俳優としてのキャリアをスタートさせます。彼は特に藤田傳に見出され、今村昌平の舞台『ええじゃないか』で注目を浴び、その後1978年には映画『飢餓海峡』で本格デビューを果たしました。

1980年には特撮番組『ウルトラマン80』の主演である矢的猛役に抜擢され、以降多くのファンに親しまれる存在となりました。特に2007年には『ウルトラマンメビウス』で同役に再出演し、当時のプロデューサーからの手紙が印象深いエピソードとして語られています。

映画とテレビドラマでの活躍

1981年には映画『幻の湖』に出演し、以降もテレビドラマや映画、舞台で様々な役を演じてきました。1990年にはTBSの『陰影礼賛』で主役を務め、同年のインターナショナル ハイビジョンフェスティバルでグランプリを受賞。1991年の『101回目のプロポーズ』での二役演技も話題となり、名実ともにトップ俳優としての地位を確立しました。

近年の活動と趣味

2006年には映画『missing-pages』が全米各地で評価され、多くの映画祭で受賞しました。2019年には『One Hokkaido Project』のキャンペーンソングに参加し、地域活動にも積極的です。音楽鑑賞や映画鑑賞が趣味の他、スキーや旅行、カメラにも挑戦しています。

プライベート

長谷川は既婚者であり、1984年生まれの息子がいます。普段は自宅を大切にし、音楽や映画に没頭しながら、家族と共に静かな時間を過ごすことを大切にしています。また、彼の過ごし方や人柄を表すエピソードも多く、業界でも愛される存在です。長谷川初範は、日本のエンターテインメント界に欠かせない存在として、これからも活躍し続けることでしょう。

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