陸中夏井駅

陸中夏井駅

陸中夏井駅（りくちゅうなついえき）は、岩手県久慈市夏井町大崎に所在する、東日本旅客鉄道（JR東日本）八戸線の駅です。この駅は、地域の足としてだけでなく、その歴史的な背景からも注目されています。

歴史

陸中夏井駅は、1930年（昭和5年）3月27日に鉄道省の駅として開業しました。開業当初は貨物や荷物の取り扱いも行っていましたが、1970年（昭和45年）4月1日に貨物、1971年（昭和46年）8月15日には荷物の取り扱いを廃止し、無人駅となりました。

その後、1984年（昭和59年）10月16日には、緩急車を改造した貨車駅となり、独特な駅舎となりました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR東日本の駅として運営されるようになりました。

2011年（平成23年）3月11日には、東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波により、八戸線全線が不通となる被害を受けましたが、2012年（平成24年）3月17日に運転を再開しました。2022年（令和4年）4月1日には、久慈駅長が廃止されたことに伴い、八戸駅長の管理下となっています。

2024年（令和6年）10月1日には、えきねっとQチケのサービスが開始される予定です。

駅構造

陸中夏井駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。かつては相対式ホーム2面2線を有していましたが、現在は単式ホームのみとなっています。八戸駅が管理する無人駅で、2022年（令和4年）3月31日までは久慈駅長が管理していました。

駅舎には、国鉄ワフ29500形貨車を改造したものが使用されており、その外観は鉄道ファンにも人気があります。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設や道路があります。

県道125号陸中夏井停車場線
八戸久慈自動車道（久慈道路）
国道45号
国道395号
夏井川
久慈警察署久慈湊駐在所
* のるねっとKUJI「夏井駅前」停留所

これらの施設は、駅の利用だけでなく、地域住民の生活を支える上で重要な役割を果たしています。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■八戸線

侍浜駅 - 陸中夏井駅 - 久慈駅

まとめ

陸中夏井駅は、その開業から現在に至るまで、多くの歴史を刻んできた駅です。貨車を改造した駅舎は、この駅のシンボルであり、訪れる人々を魅了します。地域の方々にとって、かけがえのない存在であるとともに、鉄道の歴史を今に伝える貴重な駅と言えるでしょう。

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