青山誠

青山誠: 野球選手から指導者への道

青山誠（あおやま まこと）は1991年11月1日に兵庫県神戸市で生まれた元プロ野球選手（外野手）である。彼は右投右打で、現在は関メディベースボール学院の監督として活動している。両親は台湾出身という背景も持つ。

経歴

プロ入り前

青山は小学校3年生から野球を始めた。中学時代には神戸中央シニアに所属し、中学3年時には仲間たちが進路を決める中で最後に進路が決まるなど、苦しい時期もあった。高校は育英高等学校に進学し、3年生の春には県大会の優勝を経験するが、甲子園出場は叶わなかった。進路の不安を抱えながら、日本大学の練習に参加し、縁あって進学を決めた。

大学に進学した青山は最初の2年間はリーグ戦に出場できない日々が続いたが、2年秋からようやく出場の機会を得る。監督からは「一般の就職活動に専念しろ」との言葉を受けたが、これを気に野球への姿勢を見直し、徐々に信頼を獲得した。最終学年の春にはレギュラーとして登場し、秋には自己最高の打率.319と出塁率.467を記録。13四死球を選び、その選球眼を発揮した。2013年のドラフト会議で巨人から育成1位で指名され、プロ入りを果たす。

プロ入り後

青山のプロ生活は波乱に満ちたものであった。2014年5月、フェンスに衝突し右膝を大怪我し、シーズンを棒に振ることになる。翌年に再手術を行うも、怪我の影響で思うような結果を残せなかった。2017年には二軍で打率.269、2本塁打と成果を残すも、一軍出場の夢は叶わなかったが、7月28日に支配下登録され、背番号も99に変更された。

2018年4月には二軍戦で退場処分となる事件もあったが、その後シーズン終了まで一軍出場はなく、10月に戦力外通告を受けた。2019年からはJX-ENEOSに加入するも、同年限りで退団し、現役を引退した。

引退後

野球選手としてのキャリアを終えた後、青山は競輪に関心を持ち、ネット投票の企業に就職した。その後、競輪選手である松谷秀幸との出会いをきっかけに、自らも競輪選手になる夢を抱くようになった。2020年には松谷の師匠に弟子入りし、競輪選手への道を模索したが、養成所での試験には不合格となった。

2021年には母校である日本大学野球部のコーチとして指導者の道に進み、2022年からは関メディベースボール学院で中学部の指導を担当する。資格喪失の影響で高校生や大学生への指導は不可能となったが、同年には学院野球選手科の監督に就任した。

青山誠の野球に対する情熱と成長を続ける姿は、多くの若い選手にとっての模範となっている。彼の経験と知識を活かし、今後も多くの人材を育てていくことでしょう。

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