須磨海浜公園駅

須磨海浜公園駅：神戸の海辺を彩る、JR神戸線の駅

須磨海浜公園駅は、兵庫県神戸市須磨区松風町に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。JR神戸線愛称区間にも含まれ、駅番号はJR-A67となっています。2008年3月15日、JR西日本が全額負担して建設した駅として開業しました。当初は2007年3月18日の開業予定でしたが、工事の遅延により1年弱の延期となりました。

駅の建設と歴史

駅建設工事は2005年3月30日に開始され、仮称は「須磨海浜公園前駅」でした。2007年9月19日、現在の「須磨海浜公園駅」に正式名称が決定されました。開業当初は、接近メロディーに「かもめの水兵さん」のアレンジ版が使用されていましたが、2014年7月16日からはJR神戸線標準メロディーの「さざなみ」に変更されました。この音質見直し版は、その後JR神戸線内や山陽本線の一部区間にも拡大導入されています。2018年3月17日には駅ナンバリングが導入されました。

駅の構造と特徴

須磨海浜公園駅は、島式1面2線のホームを持つ地上駅で、8両編成に対応しています。普通電車のみが停車し、列車線にはホームがなく、停留所に分類されます。須磨寄りには渡り線がありますが、これは神戸貨物ターミナル駅の設備に繋がっています。駅にはみどりの券売機プラスも設置されています。

利用状況と周辺環境

2022年度の1日平均乗車人員は約5861人で、開業以来増加傾向にあります。駅周辺は、須磨海浜公園や神戸須磨シーワールドといった観光施設のほか、和田岬灯台や須磨海岸へのアクセス拠点となっています。須磨海岸へは隣の須磨駅からと案内されていますが、当駅から徒歩5分程度でアクセス可能です。

駅開業を機に、周辺地域ではマンション建設が相次ぎました。駅周辺にはフィットネスクラブやコンビニが入居する商業ビル、医療施設、高齢者向け賃貸住宅なども建設されています。旧国鉄官舎跡地にはスーパーマーケットや分譲マンションが整備されました。また、山陽電鉄の月見山駅や須磨寺駅も比較的近くにあります。

さらに、駅周辺には神戸市営バスが運行する路線もあり、須磨海浜公園、須磨区民センター、JR鷹取駅などへのアクセスを担っています。

隣の駅

新快速と快速は当駅を通過します。

まとめ

須磨海浜公園駅は、観光地へのアクセス拠点として、そして周辺地域の活性化を担う重要な役割を持つ駅です。今後も利用者の増加が見込まれ、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

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