駒沢大学駅

駒沢大学駅について

駒沢大学駅（こまざわだいがくえき）は、東京都世田谷区上馬四丁目に佇む東急電鉄田園都市線の駅で、駅番号はDT04です。この駅は駒澤大学に近く、多くの学生や地域住民に利用されています。

駅の歴史

駒沢大学駅は、元々東急玉川線時代の真中電停の近くに位置しています。新玉川線の開業に際し、駒澤大学に近い玉川線駒沢電停ではなく、上馬の地点に設けられる計画となりました。当初は「駒沢公園駅」という仮称がつけられていましたが、1970年の行政訴訟を経て、最終的に「駒沢大学駅」と名付けられることとなりました。

駅の設置場所については、地元の要望が受け入れられず、一時は裁判沙汰にまで至りましたが、駅の建設とは別に、駒沢方面への地下通路が東急負担で建設されることが決まりました。このようにして、現在の場所に駅が設けられることが確定しました。

1977年には新玉川線の駅として開設され、2000年には田園都市線へと編入されました。続く年々、駅は徐々に機能向上が図られ、2003年には駅上部再開発ビルが完成しエレベーターも使用開始されました。さらに、2017年からはホームドアの設置、2021年にはリニューアル工事が始まり、2024年の夏には新たな内装が完成予定です。

駅構造

駒沢大学駅は、1面2線の島式ホームを持つ地下駅です。国道246号の地下にあり、改札口とホームはエレベーターを利用してアクセスすることができます。駅のカラーは「若葉色」で、これは駒沢オリンピック公園に由来しています。しかし、実際の使用色は、定められた若葉色よりも彩度が高い緑色に近いものとなっています。

利用状況

2023年度のデータによると、駒沢大学駅の1日平均乗降人員は71,168人とされています。この数字は近年も一定の需要を示しており、学生や地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

周辺施設

駅周辺には、世田谷区役所の出張所をはじめ、駒澤大学やその関連の教育機関、さらには病院や郵便局、多くの商業施設が存在しています。特に駒澤大学は、数多くの学生を地域に引き寄せており、その影響を受けて多くの店舗が展開しています。

また、駒沢オリンピック公園は地域の自然環境を楽しむ場所としても知られており、駅の利用者にとっては大きな魅力となっています。交通面では、国道246号や首都高速3号渋谷線といった主要道路へのアクセスも良好で、周辺住民にとって非常に便利な立地に位置しています。

まとめ

駒沢大学駅は、地域に根差した交通の一翼を担っており、その便利さと周辺環境から非常に多くの利用者に支持されています。長い歴史を持つ駅として、リニューアルを経て、今後も地域の発展に寄与し続けることでしょう。

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