高畑駅

高畑駅について

高畑駅（たかばたえき）は、愛知県名古屋市中川区高畑二丁目に位置する名古屋市営地下鉄の東山線の駅です。この駅は東山線の始発駅であり、駅番号はH01となっています。駅名標には、近隣の「中川区役所」が副駅名として記載されており、地域の重要な交通拠点となっています。

歴史

高畑駅は1982年（昭和57年）9月21日に、東山線の中村公園駅から当駅までの延伸に伴い開業しました。その後、2011年（平成23年）2月11日には交通系ICカード「manaca」の供用が開始され、2015年（平成27年）9月7日には東山線初の可動式ホーム柵が導入されました。これにより、安全性が向上しました。

駅の構造

この駅は島式ホーム1面2線を有する地下駅で、可動式ホーム柵が設置されています。また、ホームの奥には3本の留置線があります。改札口は1つだけで、5カ所の出入口が配置されています。特に5番出入口は、高畑交差点から南に離れた位置にあり、周囲の他の出入口とアクセスが異なります。2017年7月18日には改札外に「ローソン名古屋地下鉄高畑駅店」がオープンしました。これは、それ以前の売店「Do!高畑」が閉店した後の新しい形態の店舗です。

利用状況

2019年度のデータによると、当駅の年間乗車人員は約4,073,118人で、1日平均乗車人員は11,129人に達しています。なお、2004年度に名古屋臨海高速鉄道あおなみ線の荒子駅が開業したことにより利用客はわずかに減少しましたが、それでも東山線の利便性から多くの利用者に支持されています。

駅周辺

高畑駅の周辺には中川区役所、中川郵便局、中川図書館など、地域の主要な施設が存在します。また歴史的には、加賀藩の創始者前田利家の出身地も近くにあることが知られています。駅周辺は海抜0メートル地帯ですが、港から離れているため、名港線の駅に見られるような防潮扉は設置されていません。地下鉄東山線や、JR東海の関西本線八田駅、近鉄名古屋線近鉄八田駅までは徒歩でおよそ10分ほどでアクセス可能です。

バス路線

名古屋市営バスの「地下鉄高畑」バス停が高畑交差点周辺に設置されています。この停留所からは中川区中西部や港区中西部へ向かう多くの路線が運行されています。また、バスターミナルがなく、終点となったバスは地下鉄高畑車庫の近くに一旦回送されます。

隣駅

• - 名古屋市営地下鉄東山線

- 高畑駅 (H01) - 八田駅 (H02)

高畑駅は、名古屋市内における重要な交通ノードとして機能しており、地域住民や通勤客に利用されています。インフラが充実しているおかげで、利便性も高く、多くの人々から愛される駅となっています。

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