鰺ケ沢駅

鰺ケ沢駅について

鰺ケ沢駅（あじがさわえき）は、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）五能線の駅です。鰺ヶ沢町の中心部に近い場所に位置し、観光列車である臨時快速「リゾートしらかみ」も停車します。

歴史

鰺ケ沢駅は、1925年（大正14年）5月15日に開業しました。その後、電報の取り扱い開始や廃止、跨線橋の竣工、貨物や荷物の取り扱い廃止、駅舎の改装など、時代の変化とともに様々な変遷を辿ってきました。

1925年（大正14年）5月15日：開業。
1939年（昭和14年）2月1日：電報の取り扱いを開始。
1963年（昭和38年）10月31日：電報の取り扱いを廃止。
1965年（昭和40年）8月18日：跨線橋が竣工
1983年（昭和58年）3月2日：貨物の取り扱いを廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物の扱いを廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
1991年（平成3年）2月8日：駅舎を改装。
2003年（平成15年）4月1日：業務委託化。鰺ケ沢駅長が廃止され、五所川原駅長管理下となる。同時に当直勤務廃止。
2011年（平成23年）4月1日：委託先が変更。
2015年（平成27年）7月1日：受託子会社が変更。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。

駅構造

地上駅で、相対式ホーム2面2線を有しています。ホーム間は跨線橋で連絡しています。駅業務はJR東日本東北総合サービスが受託しており、管理は弘前統括センター（五所川原駅）が行っています。早朝や夜間は駅員が不在となりますが、冬期間は除雪要員が配置されます。駅舎にはみどりの窓口と自動券売機があります。

構内には車庫があり、翌朝の始発列車が留置されます。ただし、冬期間はスペースの関係で、一部列車は弘前まで回送されます。乗務員休憩所も併設されており、列車の入れ換え時の信号扱いは、弘前統括センターの車掌が行います。

のりば

駅には1番線と2番線があり、特に停車路線の指定はありませんが、おおむね2番線に停車します。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は191人です。近年、利用状況は以下のようになっています。

駅周辺

駅周辺には、以下の観光地や施設があります。

長平青少年旅行村
ナクア白神ホテル&リゾート（旧・鰺ヶ沢プリンスホテル、鰺ヶ沢スキー場）
弘南バス鰺ヶ沢駅前案内所（現在は閉鎖）

また、以下の路線バスが停車します。

弘前バスターミナル・聖愛高校線
五所川原営業所線
深浦線

窓口取り扱い乗車券類

窓口では、以下の乗車券類を取り扱っています。

定期券
回数券
往復乗車券
津軽浪漫フリーパス
ワンバケーションパス
ファイブバケーションパス
「ノクターン号」・「キャッスル号」乗車券（電話予約受付後の発券のみ）

観光駅長「わさお」

秋田犬の「わさお」は、2011年4月20日から当駅の観光駅長を務めていました。映画『わさお』の公開を機に観光駅長に就任し、人気を集めました。当初は1年間の任期でしたが、その後も毎年再委嘱されていました。わさおは2020年6月8日に亡くなり、駅の待合室で追悼記念パネル展が開催されました。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■五能線

臨時快速「リゾートしらかみ」停車駅
□快速：北金ケ沢駅 ← 鰺ケ沢駅 ← 鳴沢駅
■普通：陸奥赤石駅 - 鰺ケ沢駅 - 鳴沢駅

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