あおしま (掃海艇)

掃海艇あおしまの艦歴について

掃海艇「あおしま」は、海上自衛隊に所属するすがしま型[[掃海艇]]の9番艇で、艇名の由来は青島に由来しています。本艇は、平成13年度計画掃海艇389号艇として、2002年4月15日に神奈川のUSC京浜事業所で起工され、2003年9月16日に進水、そして2005年2月9日には正式に就役しました。就役後は、佐世保地方隊沖縄基地隊第46掃海隊に配属され、さまざまな任務に従事してきました。

艦歴のハイライト

「あおしま」は、特に2011年3月11日に発生した東日本大震災時において、その存在感を発揮しました。災害派遣任務に参加し、4月1日の午前には追波湾で艦載艇を使用して遺体1体を収容するという重要な任務に従事しました。このように、自然災害に対する支援活動にも力を入れています。

その後、2012年10月5日には宮古島平良港で行われた久松五勇士顕彰碑の清掃奉仕活動にも参加しました。地域との連携を大切にし、国民との絆を深める活動においても重要な役割を果たしています。

2012年11月には日向灘での掃海特別訓練に参加。これは、災害対策や安全保障の観点からも非常に重要な訓練です。訓練に参加することで、実戦に即したスキルを磨く目的があります。

部隊の再編成と新たな使命

2018年3月27日には、大湊地方隊函館基地隊隷下の第45掃海隊に編成替えとなり、その後すぐに陸奥湾での機雷戦訓練及び日米印共同掃海特別訓練に参加しました。これにより、陸上自衛隊及び米国・インドとの連携を強化し、国際的な安全保障上の役割も強化しました。

2024年3月12日には、さらに呉地方隊阪神基地隊の第42掃海隊に再編成され、今後も多様な任務に対する準備を整えています。

参考文献

本艦の詳細な情報やその背景については、以下の参考文献を通じて知識を深めることができます。

• - 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』 （並木書房、2002年）
• - 『世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』
• - MAMOR vol.52 （扶桑社、2011年）
• - 『世界の艦船 増刊　東日本大震災 海上自衛隊災害派遣の記録』 （海人社、2011年）

関連項目

さらに詳しい情報を知りたい方は、海上自衛隊艦艇一覧を参照してください。これにより、日本の海上自衛隊の艦艇に関する全般的な知識を得ることができます。

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