うながっぱ

うながっぱ：多治見市の魅力を届ける、ウナギと河童の融合キャラクター

岐阜県多治見市を代表するマスコットキャラクター「うながっぱ」は、2007年8月16日、同市が当時の国内最高気温40.9℃を記録したことをきっかけに誕生しました。

多治見市の特産品であるウナギと、地元に伝わる河童を組み合わせたユニークなデザインは、国民的漫画家であるやなせたかし氏によるものです。単なる観光PRキャラクターとしてだけでなく、多治見市の魅力を多角的に発信する存在として、幅広い活動を行っています。

誕生の背景と多様な活動

「日本一暑い町」として知られる多治見市は、そのイメージを逆手に取り、観光誘致を目的としてうながっぱを誕生させました。その活動は多岐に渡り、無料観光バス「うながっぱバス」の愛称として使用されたり、「うながっぱ祭」といったイベントが開催されたり、テーマソング「うながっぱパッパソング」が制作されたりと、市民生活に深く根付いています。

多治見駅前に設置された、温度計付きのうながっぱ看板は、夏の暑さを象徴する存在です。アスファルト上に設置されているため、50℃を超えることも珍しくありません。過去には、気温38℃以上になると、うながっぱの着ぐるみが登場し、紙うちわを配布するイベントも行われていました。近年では、7月24日から8月24日までの4と9が付く日にうちわ配布が行われ、その他のイベントでも配布されるなど、市民との交流を深めています。

10年以上にわたる活動の歴史

うながっぱの活動は、誕生から現在まで、実に多様な展開を見せてきました。2009年にはテーマソングが発表され、ゆるキャライベントへの参加や、切手、年賀はがき、スマートフォンゲームアプリのリリースなど、メディアミックス戦略も積極的に展開しています。

2013年には、うながっぱのデザインを担当したやなせたかし氏が逝去されましたが、その功績は現在も多治見市に受け継がれ、2017年には誕生10周年と多治見市観光協会の法人化を記念して「うながっぱピンク号」というラッピングカーがお披露目されました。

うながっぱのプロフィール

うながっぱは、多治見市の特別住民登録者であり、公式プロフィールは以下の通りです。

性別：男
出生地：虎渓山（永保寺のある山）の麓
年齢：不詳
身長：125cm
体重：26.5kg
カラー：オレンジ（公式イラストではピンク、緑、青、黄など様々な色のうながっぱが存在する）
趣味：食べ歩きと永保寺での座禅
好きなこと：水遊び
好きな食べ物：多治見あられ
好きな音楽：クラシック音楽

多彩な関連グッズ

うながっぱの人気はグッズにも表れています。団扇、ぬいぐるみ、切手、年賀状、クリアファイル、箸、千歳飴、Tシャツ、風鈴、ストラップ、エコバッグ、巾着、トートバッグ、手ぬぐい、鍋敷きなど、多種多様なグッズが販売され、多くの人々に親しまれています。

まとめ

うながっぱは、単なるマスコットキャラクターとしてだけでなく、多治見市の歴史、文化、そして人々の生活に深く根ざした存在です。そのユニークなキャラクター性と、多様な活動を通じて、多治見市の魅力を国内外に発信し続けています。これからも、うながっぱの活躍から目が離せません。

もう一度検索