くるふ福井駅

くるふ福井駅について

くるふ福井駅（くるふふくいえき）は、福井県福井市中央一丁目に位置し、福井駅の高架下南側に新設された商業施設です。この施設はJR西日本の連結子会社である金沢ターミナル開発によって運営されています。旧称はプリズム福井（PRISM FUKUI）で、店舗面積は在来線の駅高架下に約2,700平方メートルが使われていました。

2024年3月16日には新幹線駅高架下も含めた拡張とともに、名称が「くるふ福井駅」に改められ、再開業を果たします。この新設計画は、福井県が福井市およびJR西日本の協力を得て進めたプロジェクトの一環で、1991年度から2019年度にかけての福井駅付近の連続立体交差事業に基づいています。

この交差事業の中で、2005年4月には北陸本線の福井駅前後、高架化に関する工事が完了し、それに伴って新しい駅舎がオープンしました。この時点でのオープン店舗数はATMを含む33店舗で、さまざまな商品やサービスを提供しています。特に、JR西日本系列のコンビニエンスストア「セブン-イレブン ハートイン」や、福井県内初出店の「マツモトキヨシ」をはじめ、食品スーパーや土産物店、飲食店などが揃っています。

設計上は、改札口側が「PRISM I」と呼ばれ、自由通路を挟んだ南側が「PRISM II」となっており、この自由通路によって駅舎の東西へ行き来できる便利な構造になっています。また、自由通路の東側には2007年に開業した「AOSSA」や、2009年に整備された東口交通広場があり、西側には2016年に開業した福井駅西口に繋がる交通広場や再開発ビル「ハピリン」もあります。このように、駅周辺は交通の便が非常に良く、地域の繁華街へもアクセスしやすくなっています。

しかし、くるふ福井駅は2023年5月28日にリニューアル工事のため一時閉館し、新たな店舗の営業開始までいくつかの仮設コーナーで営業を続けていました。この改装は、北陸新幹線の延伸開業に合わせて行われ、施設の広さは約3,700平方メートルに拡張されます。

最終的に、在来線駅高架橋の運営はJR西日本からハピラインふくいに移管されますが、金沢ターミナル開発は引き続き高架下の空間を賃借して商業ビジネスを展開する予定です。

アクセス

なアクセスに関しては、北陸新幹線・ハピラインふくい線・えちぜん鉄道勝山永平寺線のいずれかや、福井鉄道福武線の福井駅停留場を下車することができます。また、北陸自動車道の福井ICからは国道158号や福井県道・石川県道5号福井加賀線を通って、約4.5キロメートルの距離に位置しています。

今後もくるふ福井駅は地域の利便性向上や、観光客の利便性をさらに拡大していくことが期待されています。

もう一度検索