こんだ薬師温泉

こんだ薬師温泉：丹波の豊かな自然と文化が息づく温泉郷

兵庫県丹波篠山市今田町に位置する「こんだ薬師温泉」は、地域住民の熱意によって誕生した公共の温泉施設です。1995年に始まった地域振興計画の一環として温泉掘削が行われ、1999年に地下1300メートルから良質な温泉が湧出しました。

温泉の特徴：丹波の伝統と自然が融合

この温泉は、含弱放射能－ナトリウム・カルシウム－塩化物泉という泉質で、毎分615リットルという豊富な湯量を誇ります。浴場は、「丹波焼陶板風呂」と「丹波石風呂」の2種類。丹波立杭焼の陶板や地元産の丹波石をふんだんに使用した浴槽は、地元の伝統と自然の恵みを肌で感じさせてくれます。それぞれの浴場は男女入れ替え制となっており、何度訪れても新鮮な気持ちで温泉を楽しめます。

かけ流し方式を採用しているため、常に新鮮な温泉を堪能でき、心身ともに癒されるひとときを過ごせます。かつては温泉スタンドも設置されていましたが、現在は廃止されています。

施設概要：日帰り入浴と周辺施設

こんだ薬師温泉は日帰り入浴施設として運営されており、宿泊施設はありません。指定管理者による運営で、温泉施設の他にレストランなども併設されています。また、施設の近くには農業公園も併設されており、自然の中でゆったりと過ごしたい方にもおすすめです。

温泉名の由来：薬師如来と地元住民の信仰

「薬師温泉」という名前の由来は、温泉の湧出地点に近い山頂に祀られている薬師如来にまつわるものです。古くから地元住民によって大切に守られてきた薬師如来の信仰と、温泉の恵みは深く結びついています。

アクセス方法：車、電車でのアクセス情報

【電車】
西日本旅客鉄道福知山線古市駅よりタクシーで約10分、または相野駅からウイング神姫バスで約20分。「こんだ薬師温泉」停留所で下車できます。（バスは1日3往復運行）

【車】
舞鶴若狭自動車道 三田西インターチェンジまたは丹南篠山口インターチェンジから約20分です。

周辺観光情報：丹波地方の魅力を満喫

こんだ薬師温泉周辺には、多くの観光スポットがあります。

清水寺（加東市）
兵庫陶芸美術館
丹波伝統工芸公園
立杭陶の郷
* 丹波ふるさと体験館「崑の村」

これらの観光地と合わせて訪れることで、丹波地方の豊かな自然と文化を満喫できるでしょう。

まとめ：丹波の恵みと文化に触れる温泉体験

こんだ薬師温泉は、丹波地方の豊かな自然と伝統文化を肌で感じられる温泉施設です。良質な温泉と、地域資源を活かした浴場、そして周辺の観光スポットを巡ることで、充実した旅の思い出を作ることができるでしょう。日帰りで気軽に立ち寄れるのも魅力の一つです。丹波篠山を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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