さだまさしトリビュート さだのうた

『さだまさしトリビュート さだのうた』

『さだまさしトリビュート さだのうた』は、さだまさしの音楽活動35周年を祝して企画されたトリビュートアルバムです。この作品は2008年10月22日にユーキャンからリリースされ、ユニバーサルミュージックが販売を担当しています。収録曲にはさだの代表作が豪華なアーティストによって新たなアレンジで披露されており、ファンにとって特別なコレクションとなっています。アルバムの規格品番はFRCA-1198です。

収録曲一覧

このアルバムには、さまざまなアーティストによる全11曲が収められています。各曲の背景やアレンジについて詳しく見ていきましょう。

1. 案山子 / BEGIN（編曲：BEGIN）
アルバム『私花集』に収録されたこの曲は、さだの代表曲の一つです。BEGINはさだのチャリティコンサート「夏 長崎から さだまさし」に2度参加した経歴があり、彼らの活動にもさだの影響が色濃く表れています。

2. そばに〜たいせつなひと〜 / SEAMO（編曲：Shintaro "Growth" Izutsu）
アルバム『すろうらいふすとーりー』より。このトラックは「関白宣言」のカバーでも知られるSEAMOによってアレンジされ、一部歌詞がSEAMO流にアレンジされています。

3. 奇跡〜大きな愛のように〜 / 錦織健（編曲：渡辺俊幸）
アルバム『家族の肖像』からの曲です。情感豊かな演奏が特徴的です。

4. 修二会 / 林英哲（編曲：渡辺俊幸）
アルバム『逢ひみての』からのInstrumentalトラックで、独自の音を楽しめます。

5. ひき潮 / 中西圭三（編曲：寺岡呼人、弦編曲：渡辺俊幸）
アルバム『夢供養』収録。深い感情を表現した美しいメロディです。

6. 道化師のソネット / 松浦亜弥（編曲：服部克久）
シングルとしてリリースされ、オリジナルのアルバムには未収録の曲です。

7. まほろば / THE ALFEE|THE_ALFEE（編曲：高見沢俊彦）
アルバム『夢供養』に収録されています。この楽曲では日本古典をテーマにした内容が、高見沢によってロックテイストにアレンジされています。

8. ひまわり / 平原綾香（編曲：渡辺俊幸）
アルバム『おもひで泥棒』より。平原は既に「秋桜」でさだの曲をカバーしており、2曲目の挑戦です。サックス・ソロには父の平原まことが参加している点も名曲のポイントです。

9. 掌 / 森山直太朗（編曲表示なし）
グレープ時代のアルバム『せせらぎ』からの収録です。この曲は直太朗の母、森山良子によってもカバーされています。

10. トーク「父さんとポチ」 / 立川談春（脚色：立川談春）
さだのコンサートでのトークネタを落語形式で再構成したもので、歌ではなくトークをカバーするレアなケースです。

クレジット情報

アルバムに収録されている曲の作詩・作曲は大部分がさだまさしですが、特に第二曲『そばに〜たいせつなひと〜』は共同で作詞したNaoki TakadaとShintaro "Growth" Izutsuが参加しています。また、トークの10曲目『父さんとポチ』はさだまさしが原作です。

このアルバムは、さだまさしの音楽を再評価し、多くのアーティストたちがその魅力を新たに展示することを目的としており、特にファンにとってはさだの音楽の深さに触れる貴重な機会となるでしょう。

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