さよならベイビー

サザンオールスターズ「さよならベイビー」について

「さよならベイビー」は、サザンオールスターズの26番目となるシングルです。この楽曲は、タイシタレーベルから1989年6月7日に8cmCD、7インチレコード、カセットテープとしてリリースされました。その後、1998年2月に再度8cmCDとして発売されたり、2005年6月には12cmCD版がリリースされたりと、時代を超えて多くの人々に楽しまれています。また、デジタル時代の到来に合わせ、2014年12月からはダウンロード配信が行われ、さらに2019年12月からはストリーミングサービスでも聴けるようになりました。

背景とチャート成績

この楽曲は、前作「女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ)」から約2か月後に発売されました。これまでの作品の中では、オリコン週間シングルランキングで最高2位まで上がった「いとしのエリー」や「チャコの海岸物語」といった名曲がありましたが、本作ではついに自身初の1位を獲得しました。さらに、TBSで放送されていた「ザ・ベストテン」では、この曲がサザンオールスターズとして最後のランクインとなりました。

収録曲の内容

「さよならベイビー」の収録時間は8分51秒で、主に以下の2曲が収められています。

1. さよならベイビー (4:52)
この曲は、映画『彼女が水着にきがえたら』の主題歌です。作詞・作曲は桑田佳祐が手掛けており、編曲にはサザンオールスターズと門倉聡が参加しています。映画のために桑田が沖縄で「海の気分を作りたい」という思いで制作したとのこと。曲の歌詞のインスピレーションは、映画の中で電話ボックス前で主演の原田知世と織田裕二がすれ違うシーンに基づいていると言われています。

2. 鎌倉物語 (Live in YOKOHAMA STADIUM) (3:59)
こちらは、1985年にリリースされたアルバム『KAMAKURA』からの楽曲で、1988年に行われたライブツアー「真夏の夜の夢 1988大復活祭」最終公演の横浜スタジアムからの音源です。ライブならではのエネルギーを感じさせるパフォーマンスとなっています。

参加ミュージシャン

このシングルには多くの才能あるミュージシャンが参加しています。桑田佳祐がボーカルやギターを担当し、その他のメンバーには大森隆志（ギター、コーラス）、原由子（キーボード、コーラス、ボーカル）などが名を連ねています。さらに、門倉聡や藤井丈司といったコンピュータオペレーション担当者も加わり、トータルで豊かなサウンドが生み出されています。

結論

「さよならベイビー」は、サザンオールスターズにとっての重要な楽曲の一つであり、時代を超えて愛されてきました。そのメロディや歌詞、そして多くのミュージシャンによる演奏が相まって、聴く人々に特別な感動を与え続けています。今後も様々な形で多くの音楽ファンに支持されることでしょう。

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