そば屋梅吉捕物帳

そば屋梅吉捕物帳

『そば屋梅吉捕物帳』は、1979年9月から1980年3月まで東京12チャンネルで放送された全26回の時代劇です。本作では中村梅之助が主人公の梅吉を演じ、多彩なキャストが物語を彩りました。

概要

この作品は、テレビ朝日系で放送された『達磨大助事件帳』や『若さま侍捕物帳』、さらには『伝七捕物帳』などに続く、国際放映と前進座のタッグによるテレビ時代劇の一つです。梅之助の出演作としては、これがレギュラーシリーズの最後となります。タイトルに「捕物帳」と謳われているものの、梅吉は着流し姿で悪人たちを秘密裏に討つ姿が描かれています。また、彼は「北町奉行・遠山左衛門尉景元」の二役を演じ分ける点も特徴的です。

あらすじ

元町奉行所の同心である梅吉は、そば屋を営みつつも、3人の仲間と共に悪人を斬るというダイナミックな物語を繰り広げます。仲間と協力し、悪政に苦しむ町人たちを守るために奮闘する姿は、視聴者に大きな感動を与えました。

登場人物

• - 梅吉（梅村源之丞）/遠山左衛門尉景元（二役）: 中村梅之助
• - 粂次: 志垣太郎
• - 弥之助: 松山政路
• - おけい: 宝蔵寺三千代
• - お美和: 山本みどり
• - 小えん: 和田幾子
• - おきん: 浅利香津代
• - まむしの源次郎: 浅香春彦
• - 五郎蔵: 人見きよし
• - 長太: 鈴木慎
• - 小三郎: 松田洋治
• - 鳥居甲斐守: 南原宏治

スタッフ

本作のプロデューサーには神山安平（東京12チャンネル）、神谷吉彦（国際放映）、鈴木潔（前進座）が名を連ねていました。脚本や監督は作品毎に異なりますが、音楽は土橋啓二が担当し、殺陣は山口博義が手掛けました。現像作業は東京現像所が行っており、制作には、前進座や日本麺類業組合連合会などが協力しています。

主題歌

主題歌「江戸っ子だい」は、作詞を山上路夫、作曲を吉田正が手掛け、橋幸夫が歌唱しました。この楽曲も作品を彩る重要な要素となっています。

まとめ

『そば屋梅吉捕物帳』は、時代劇の中でも中村梅之助の存在感が光る作品であり、そのストーリーやキャラクターの深みが観る者を惹きつけました。歴史的背景を感じさせるストーリー展開と共に、時代劇の醍醐味を楽しむことができる名作として、放送当時から多くの視聴者に親しまれています。

もう一度検索