ときたひろこ

ときたひろこ（本名：時田 広子）は、1956年10月24日生まれの日本のアニメーション監督、脚本家です。東京都板橋区出身で、日本[[脚本家連盟]]にも所属しています。

アニメ業界への足跡

大学在学中にアルバイトでテレビアニメの彩色を手掛けたことが、彼女がアニメ業界に入るきっかけとなりました。和光プロダクションのテレビアニメ『激走!ルーベンカイザー』で監督の布川ゆうじと知り合ったことが転機となり、1978年にスタジオぴえろが発足すると、設立に事務として参加しました。その後、『ニルスのふしぎな旅』などで動画を担当しました。

1981年にスタジオぴえろを退社し、フリーランスとして『あしたのジョー2』などの動画を手掛けます。しかし、原画への昇格を待たず、自らのアニメーターとしての限界を感じ、演出家を目指すようになりました。かねてから親交のあった真下耕一に懇願し、1981年にタツノコプロ作品『黄金戦士ゴールドライタン』の絵コンテ・演出を担当し、演出家としてデビューを果たしました。その後、『ダッシュ勝平』や『みゆき』などの演出を単発で担当しました。

シリーズ監督としての飛躍

1985年、『みゆき』での経験と、『ガラスの仮面』で知り合った総監督の杉井ギサブローの抜擢により、初めて『タッチ』のシリーズ監督に抜擢されました。『タッチ』は大ヒットを記録し、その後も『陽あたり良好!』や『YAWARA!』など、数々の小学館作品で監督を務め、監督としての確固たる地位を築きました。近年では、『YAWARA!』で関係を築いたマッドハウスの作品を中心に、脚本家としての活動も多くなっています。

主な参加作品

監督作品

1985年: 『タッチ』（シリーズ監督）
1987年: 『陽あたり良好!』（シリーズ監督）
1989年: 『YAWARA!』（監督）
1992年: 『YAWARA! それゆけ腰ぬけキッズ!!』（監督）
1993年: 『ミラクル☆ガールズ』（監督（30話以降）・脚本）
1994年: 『天使なんかじゃない』（監督）
1996年: 『チョッちゃん物語』（監督・脚本）、『水色時代』（監督）
1997年: 『ウルトラニャン 星空から舞い降りたふしぎネコ』（監督）
1998年: 『ウルトラニャン2 ハッピー大作戦』（監督）、『時空転抄ナスカ』（総監督）
1999年: 『ウルトラマンM78劇場 Love & Peace』（監督）、『KAIKANフレーズ』（監督）
2000年: 『闇の末裔』（監督）

絵コンテ・演出

1981年: 『黄金戦士ゴールドライタン』
1981年: 『ダッシュ勝平』
1983年: 『みゆき』
1984年: 『超攻速ガルビオン』、『ガラスの仮面』、『ふたり鷹』
1992年: 『姫ちゃんのリボン』
1995年: 『ぼのぼの』
1998年: 『MASTERキートン』、『聖ルミナス女学院』

シリーズ構成・脚本

2001年: 『チャンス〜トライアングルセッション〜』、『魔法少女猫たると』、『X -エックス-』
2002年: 『炎の蜃気楼』、『ぴたテン』、『ギャラクシーエンジェル 第3期』
2003年: 『真月譚 月姫』
2004年: 『せんせいのお時間』、『スクールランブル』
2005年: 『ピーチガール』、『涼風』、『スクールランブルOVA 一学期補習』
2006年: 『スクールランブル 二学期』、『まもって!ロリポップ』
2007年: 『あたしンち』、『はぴはぴクローバー』、『逮捕しちゃうぞ フルスロットル』
2008年: 『スクールランブル 三学期』
* 2009年: 『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』

ときたひろこは、アニメ業界において、その多才な才能を発揮し続けている人物です。監督としての手腕はもちろん、脚本家としても多くの作品に携わり、アニメ業界に貢献しています。

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