となりのとなり

となりのとなり

『となりのとなり』は、1974年9月28日から1975年3月29日までの期間、毎週土曜日の夜9時から1時間枠で、日本テレビ系列の「グランド劇場」にて放送された連続テレビドラマです。昭和の時代を舞台に、下町で懸命に生きる人々が織りなす人間模様を温かく描いたホームドラマとして制作されました。

概要

物語の中心となるのは、古き良き下町の一角にあるそば店「つる鶴庵」を営む亀田家の人々です。物語の始まりは、「つる鶴庵」の主人である亀田仙助（当時51歳）が、自分よりも23歳も年下の美容師、桜井しずか（当時28歳）に結婚を申し込むという大胆な出来事でした。この年の差のある恋愛と結婚を巡り、亀田家の家族構成員や「つる鶴庵」に出入りする常連客、そして近所の住民たちが、それぞれの立場から関わっていきます。仙助としずかの関係を中心に据えながらも、彼らの家族や周囲で起こる様々な出来事や人間関係が丁寧に描かれ、ホームドラマとしての温かみと共感を呼ぶ作品となりました。

出演者

本作を彩った主な出演者は以下の通りです。

亀田仙助：小林桂樹
桜井しずか：大原麗子
亀田今朝夫（仙助の長男）：前田吟
亀田守（仙助の次男）：渡辺篤史
亀田ミキ（ラーメン店「三十番」の娘で守の妻）：小鹿ミキ
亀田治江（仙助の長女）：坂口良子
亀田淳子（仙助の次女）：桜田淳子
賀原夏子
上野花子（ラーメン店「三十番」の妹）：横山道代
磯野洋子
角（「つる鶴庵」の従業員）：小鹿番
キヨ（しずかの母）：津島恵子
前原（区役所の戸籍係）：前川清
蝶子：ミヤコ蝶々
上野寛永次（ラーメン店「三十番」の主人）：伴淳三郎

ゲスト出演

各話や特定の期間に登場したゲスト出演者も作品に深みを与えました。

エバ - 第4話
進：あいざき進也 - 第10話
弓恵子 - 第13話
敏雄：中村雅俊 - 第16話
英介：近藤正臣 - 第17話～第19話
ひろ子：岡田可愛 - 第21話～第25話

スタッフ

番組制作に携わった主要なスタッフは以下の通りです。

脚本：松田暢子、池田一朗、松原敏春
音楽：樋口康雄
演出：波多腰晋二、田中康隆、篠木為八男
プロデューサー：早川恒夫
制作：日本テレビ

主題歌

本作の主題歌は、放送期間の途中で変更されました。

前期（1974年12月まで）：
「幸せがほしい」（歌：リバティ・ベルス）
作詞：松本隆、作曲・編曲：樋口康雄

後期（1975年1月から）：
「やさしい関係」（歌：リバティ・ベルス）
作詞：松本隆、作曲・編曲：樋口康雄

これらの楽曲は、CBSソニーからレコードとして発売され、その際は前期主題歌がA面、後期主題歌がB面に収録されていました。

（※サブタイトルや脚注に関する具体的な情報は提供されていません。）

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