どぅんつくぱ〜音楽の時間〜

どぅんつくぱ〜音楽の時間〜

『どぅんつくぱ〜音楽の時間〜』は、2014年10月から12月にかけてフジテレビ系列の『COOL TV』枠で放送された音楽バラエティ番組です。10年半にわたり放送された『僕らの音楽』の後継番組として、放送枠を繰り上げてスタートしました。

番組概要

この番組は、子供番組のような体裁でありながら、大人も「子供のような心で純粋に音を楽しむ」ことをコンセプトに制作されました。MCには子役が起用され、「王子様」「お姫様」「世話役お姉さん」という名称が付けられました。また、多数の着ぐるみや人形キャラクターが登場し、歌のコーナーでは歌詞テロップの漢字にふりがなが振られるなど、子供向けの要素が盛り込まれていました。

しかし、その一方で、スタジオセットや番組ロゴ・イラストは1980年代風のデザインで統一され、フジテレビの旧社屋で使用されていたコールサイン「JOCX-TV」が使用されるなど、大人も楽しめるような懐かしい演出も施されていました。音楽の妖精が住む「ミュージックフェアリーワールド」という設定で、毎回2〜3組のゲストアーティストを迎え、MCとのトークやライブパフォーマンスを披露していました。

突然の番組終了

2014年12月12日の放送で、番組は突然終了しました。番組内で「大人のさまざまな事情があります」と説明され、視聴者に惜しまれつつも幕を閉じました。しかし、番組終了後、2015年1月からは、スタッフの一部とMCの西内まりやさんを継続して起用した新たな音楽番組『音楽の時間 〜MUSIC HOUR〜』が開始されました。

コーナー紹介

番組では、以下のような様々なコーナーが展開されました。

トークコーナー: ココロくん、アイナちゃん、音楽の妖精たちがゲストに質問をする形式でトークが繰り広げられました。
歌コーナー: ゲストが新曲を披露するコーナー。楽曲に合わせてセットも変化し、音楽の妖精やココロくん、アイナちゃんもエキストラとして登場しました。
みんなとオマエラの歌: 『今夜はアリエナイト』から引き継がれたコーナーで、『みんなのうた』のパロディとして展開されました。
週末が元気になる歌: 北関東少年少女合唱団が特攻服姿で童謡を歌うという異色のコーナー。映像はあえて4:3の標準画質で放送されました。
クイズ! 世界の楽器から: 『クイズ・ドレミファドン!』のパロディで、世界の楽器の音を当てるクイズコーナー。
スクリーンセーバー新垣さん: 合成で頭部のみとなった新垣隆さんが、音楽に関する質問に答えるコーナー。新垣さんの頭部がスクリーンセーバーのように動き回る演出が特徴でした。
ロック昔話～爆弾つき～: ロック歌手やバンドのエピソードを昔話形式で紹介するコーナー。爆弾の導火線が登場し、過激なエピソードを暗示していました。
ズージャーナイト: 『2014 FNS歌謡祭』とのタイアップ企画。ズージャーとバリ子がゲスト歌手とトークを繰り広げました。
カッコよくアレンジしてみよう: KenKenさんの演奏に合わせて、子供たちがロック調にアレンジされた童謡を歌うコーナー。
エンディングテーマ: ゲストにちなんだ過去の名曲を、新垣隆さんの伴奏でココロくんとアイナちゃんが歌いました。

出演者

MC
王子様…ココロくん（寺田心）
お姫様…アイナちゃん（西澤愛菜）
世話役お姉さん…まりやさん（西内まりや）
音楽の妖精
ロックの妖精「ロック田ベイビー」（声：ピエール瀧）
クラシックの妖精「ストラディ・バリ子」（声：茅原実里）
ジャズの妖精「ズージャーさん」（声：小野大輔）
ヒップホップの妖精「DJでっくん」（声：折笠愛）
音楽の先生
新垣隆（作曲家・ピアニスト）
ベーシスト
* KenKen

スタッフ

番組は、佐藤正樹さんが総合演出、三浦淳さんがチーフプロデューサーを務め、フジテレビバラエティ制作センターが制作を担当しました。

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