のしろ (護衛艦・2代)

海上自衛隊護衛艦「のしろ」について

「のしろ」（JS Noshiro, FFM-3）は、海上自衛隊が保有するもがみ型[[護衛艦]]の3番艦です。艦名は、米代川の下流における別名である能代川に由来しており、この名を受け継ぐ日本の艦艇としては、旧海軍の阿賀野型軽巡洋艦「能代」、海上自衛隊のちくご型[[護衛艦]]「のしろ」に続き、3代目となります。

本記事では、主に「のしろ」の艦歴に焦点を当て、その詳細な活動について解説します。なお、性能や装備などの概要については、もがみ型[[護衛艦]]の記事をご参照ください。

艦歴

「のしろ」は、中期防衛力整備計画に基づき、令和元年度計画護衛艦として三菱重工業に発注されました。2020年7月15日に三菱重工業長崎造船所で起工され、2021年6月22日には「のしろ」と命名されて進水しました。その後、艤装工事と海上公試を経て、2022年12月15日に就役し、護衛艦隊直轄の第13護衛隊に編入され、佐世保基地に配備されました。

主な活動

2023年9月-10月：日米共同訓練
2023年9月30日から10月7日にかけて、関東南方から東シナ海にかけて、護衛艦「ゆうだち」とともに日米共同訓練に参加しました。アメリカ海軍からは、空母「ロナルド・レーガン」、巡洋艦「アンティータム」・「ロバート・スモールズ」、駆逐艦「シャウプ」が参加し、各種戦術訓練やPHOTOEXを実施しました。また、同年10月16日から18日にも、東シナ海において、同様のメンバーで日米共同訓練を実施しました。
2023年11月-12月：屋久島沖米軍オスプレイ墜落事故に伴う捜索救難活動
2023年11月29日、屋久島沖で発生した米軍オスプレイ墜落事故を受け、自主派遣されました。墜落から約2時間40分後の17時19分に佐世保基地を出港し、翌11月30日の深夜1時9分に現場に到着。その後、他の自衛隊部隊や海上保安庁などと共に、12月4日まで捜索救難活動に従事し、機体の一部などを発見・揚収しました。その後、12月12日12時に捜索活動に再投入され、12月13日まで艦載機のSH-60K回転翼哨戒機も運用しつつ捜索活動を行いました。
* 2024年6月-7月：令和6年度インド太平洋方面派遣（IPD24）
2024年6月11日、令和6年度インド太平洋方面派遣（IPD24）の第3水上部隊として佐世保基地から出港しました。同年7月1日から2日にかけて、フィジー沖からトンガ沖に至る南太平洋において、イギリス海軍哨戒艦「テイマー」、オーストラリア海軍揚陸艦「チョールズ」とともに日英豪共同訓練を実施。戦術運動、人員交流及びPHOTOEXを行いました。同年7月2日から7月8日の間、トンガ王国のヌクアロファに寄港し、7月4日にはヌクアロファ沖で実施されたトンガ海軍国際観艦式に参加しました。さらに、同年7月10日から11日にかけて、ヌメア沖においてフランス海軍フリゲート「ヴァンデミエール」と日仏共同訓練（オグリ・ヴェルニー24-3）を実施。対空戦、LINKEX、戦術運動などの訓練を実施しました。

歴代艦長

「のしろ」は、クルー制導入のため進水時点では艤装員長は決定されませんでした。

ギャラリー

（画像は省略）

脚注

（脚注は省略）

外部リンク

（外部リンクは省略）

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