ひとつぼ展

ひとつぼ展とは

ひとつぼ展（ひとつぼてん）は、ガーディアン・ガーデンが主催する写真とグラフィックデザインのコンテストです。この公募展は、最終的な目的が銀座のガーディアンガーデンでの個展開催であるため、参加者は自分の作品を最大限にアピールすることが求められます。また、ひとつぼ展は「3.3m2展」とも呼ばれ、独特な展示空間を提供しています。

この展覧会は、著名な若手写真家を数多く輩出しており、若手の登竜門としても知られています。他の有名な公募展としては、「写真新世紀」が挙げられますが、ひとつぼ展はすでに2008年に終了し、その後は「1_WALL」としてリニューアルされました。

展覧会の流れ

ひとつぼ展は、以下の流れで進行します。

1. 一次審査: 参加者はB4サイズのポートフォリオを提出します。この審査を通過した後、選ばれた10人のアーティストが次のステップに進みます。
2. 作品の展示: 入選者は、銀座のガーディアンガーデンで各自1.82メートル×1.82メートルのスペースを持ち、自分の作品を展示します。
3. 公開二次審査: 会期中に公開の二次審査が行われ、審査員との直接対話を通じてグランプリ受賞者が決まります。
4. 個展開催: グランプリを受賞した作品は、1年後に銀座ガーディアンガーデンで個展として再展示されます。

受賞者一覧

写真部門

ひとつぼ展の写真部門の受賞者は、以下の通りです:

• - 第1回: 今義典
• - 第2回: 安彦さちえ、田中サトシ
• - 第3回: 富永剛総
• - 第4回: 小林紀雄
• - 第5回: 野口里佳
• - 第6回: 吉野正起
• - 第7回: 蜷川実花
• - 第8回: 中野愛子
• - 第9回: 川内倫子
• - 第10回: 宮下マキ
• - 第11回: 鈴木義明、タナカヒデユキ
• - 第12回: 瀧康太
• - 第13回: 久坂奏
• - 第14回: 松本典子
• - 第15回: 津田明人
• - 第16回: 村上仁一
• - 第17回: 中島博美
• - 第18回: 田尾沙織
• - 第19回: CHUNG WAISUN（ERIC)
• - 第20回: 曳野若菜
• - 第21回: 山本菜那
• - 第22回: 元木美由紀
• - 第23回: 明石瞳
• - 第24回: 鈴木心
• - 第25回: 助田徹臣
• - 第26回: うつゆみこ
• - 第27回: 亀裕里子
• - 第28回: 原大門
• - 第29回: 和田裕也
• - 第30回: 奥出和典

グラフィックアート部門

グラフィックアート部門の受賞者も毎年注目されています。以下は、グラフィックアート部門の受賞者の一部です:

• - 第1回: ディオン・ロレント
• - 第2回: 斎藤浩、福田忍
• - 第3回: 西谷直子
• - 第4回: 杉本マコト
• - 第5回: 檜山巽

審査員

ひとつぼ展では、著名な審査員が参加し、その年の受賞者を選出しています。例えば第25回では飯沢耕太郎、後藤繁雄、小林紀晴、宮本隆司、大迫修三が審査員を務めました。

最後に

ひとつぼ展は、若手アーティストにとって貴重な機会を提供し、彼らの創造性を発揮できる場を提供しています。作品の展示のみならず、交流や学びの場としても有意義なイベントとなっています。

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