ふるさと再生 日本の昔ばなし
『ふるさと再生 日本の昔ばなし』は、2012年4月1日から2017年3月26日までテレビ東京系列で放送されたテレビアニメです。この作品は、厚生労働省社会保障審議会特別推薦 児童福祉文化賞を受賞しており、高い評価を受けています。
番組はヘーベルハウス（旭化成ホームズ）の一社提供で、「ヘーベルハウス劇場」という枠名で放送されました。
このアニメは、日本各地に伝わる民話や神話、伝説、落語などを題材にした「昔話」を、子供から大人まで楽しめるようにアニメ化しています。各話ごとに異なるアニメ作家が担当し、多彩な表現が楽しめます。
キャストは柄本明と松金よね子の2名のみで、両名が各話ごとに老若男女、様々な役を演じ分けます。東日本大震災を受けて企画されたため、「ふるさと再生」というタイトルが付けられました。
テレビ東京がこのようなスタイルのアニメ番組を放送するのは、旧社名・東京12チャンネル時代の1976年に放送された『まんがふるさと昔話』以来、36年ぶりのことです。ただし、『まんがふるさと昔話』や『まんが日本昔ばなし』とは、メインスタッフの直接的な繋がりはありません。また、過去の作品が週2話放送であったのに対し、本作は週3話放送という形式でした。
ヘーベルハウスの一社提供のため、CMは全てヘーベルハウスのものが放送されました。しかし、2015年10月に旭化成建材による不祥事が発覚したため、一時的にCMはACジャパンのものに差し替えられました。その後、2016年3月からはヘーベルハウスのCMが復活し、データ放送も再開されました。
CMに登場する羊のキャラクターは「羅務正永」（ラム・まさなが）、通称ラム君で、初期には人間の家に貰われた子羊として描かれていましたが、後期には満員電車で通勤する会社員として描かれるなど、変化が見られました。
このアニメでは、有名な昔話が大幅に改変されている場合があります。例えば、「こぶとり爺さん」では、鬼が隣の爺さんのこぶを「踊りが下手な爺さんには二つが似合う」と評し、爺さんが鬼に反発して文句を言うなど、独自の解釈が加えられています。「おむすびころりん」では、隣の爺さんが親切な人物として描かれ、ネズミ穴が桃源郷のような場所になるなど、意外な展開となっています。
また、昔話だけでなく、落語の演目が含まれる回も多くあります。
- 作詞・作曲: 大倉智之 (INSPi) / 編曲: 吉田圭介 (INSPi) / コーラス: INSPi / 歌: 中川翔子
- 「ふるさとほっこり村」（第208回 - 第258回）
- 作詞: 山之内一 / 作曲・編曲: 大森俊之 / 歌: 水森かおり
- 作詞: 吉田圭介・大倉智之 (INSPi) / 作曲: 吉田圭介 (INSPi) / 編曲: 齋藤真也 / 歌: 中川翔子
- 「ぴょんぴょん ぷにょぷにょのうた」（第53回 - 第258回）
- 作詞: 心真堂 / 作曲・編曲: MEG.ME / 音楽協力: テレビ東京ミュージック / 歌: すたーふらわー（小林星蘭・谷花音）
オープニング・エンディングアニメーションには、十二支に猫を加えた13匹の動物が登場し、その中の羊はヘーベルハウスのイメージキャラクターであるラム一家の羊が使われています。
1回につき3つのお話を放送。第2シーズンからは新作2話＋再放送1話、第3シーズンからは3話とも新作で放送されました。また、2014年10月からは以前放送されたエピソードを新たに製作して放送しています。
字幕放送は、テレビ東京系列とキッズステーションのみで実施されました。
2018年4月8日から2019年9月29日まで、『ふるさと再生 日本の昔ばなし』と『ふるさとめぐり 日本の昔ばなし』の中から傑作選として放送されました。このシリーズでは、ヘーベルハウスの一社提供ではなくなりました。
『ふるさと再生 日本の昔ばなし』の再放送として、2021年10月5日よりTOKYO MXで放送されました。
当初は火曜夕方に放送されていましたが、後に日曜朝に移動しました。テレビ東京での放映権が切れたため、著作権はトマソンに移管されています。オープニングとエンディングは「ふるさと再生〜」後期のものが使われ、TOKYO MXでの放送はヘーベルハウスがスポンサーではありませんが、ラム一家の羊はそのまま使用されています。
火曜夕方放送時には、柄本と松金による新録の挨拶が挿入されていましたが、日曜朝に移動後は廃止されました。
2022年11月より、スマートフォン用アプリ「昔ばなしランド」が公開されました。このアプリでは、『ふるさと再生 日本の昔ばなし』と『ふるさとめぐり 日本の昔ばなし』の傑作選が配信されています。
2024年4月には、DVDソフト版が日本コロムビアより発売されます。
番組はヘーベルハウス（旭化成ホームズ）の一社提供で、「ヘーベルハウス劇場」という枠名で放送されました。
概要
このアニメは、日本各地に伝わる民話や神話、伝説、落語などを題材にした「昔話」を、子供から大人まで楽しめるようにアニメ化しています。各話ごとに異なるアニメ作家が担当し、多彩な表現が楽しめます。
キャストは柄本明と松金よね子の2名のみで、両名が各話ごとに老若男女、様々な役を演じ分けます。東日本大震災を受けて企画されたため、「ふるさと再生」というタイトルが付けられました。
テレビ東京がこのようなスタイルのアニメ番組を放送するのは、旧社名・東京12チャンネル時代の1976年に放送された『まんがふるさと昔話』以来、36年ぶりのことです。ただし、『まんがふるさと昔話』や『まんが日本昔ばなし』とは、メインスタッフの直接的な繋がりはありません。また、過去の作品が週2話放送であったのに対し、本作は週3話放送という形式でした。
ヘーベルハウスの一社提供のため、CMは全てヘーベルハウスのものが放送されました。しかし、2015年10月に旭化成建材による不祥事が発覚したため、一時的にCMはACジャパンのものに差し替えられました。その後、2016年3月からはヘーベルハウスのCMが復活し、データ放送も再開されました。
CMに登場する羊のキャラクターは「羅務正永」（ラム・まさなが）、通称ラム君で、初期には人間の家に貰われた子羊として描かれていましたが、後期には満員電車で通勤する会社員として描かれるなど、変化が見られました。
特徴
このアニメでは、有名な昔話が大幅に改変されている場合があります。例えば、「こぶとり爺さん」では、鬼が隣の爺さんのこぶを「踊りが下手な爺さんには二つが似合う」と評し、爺さんが鬼に反発して文句を言うなど、独自の解釈が加えられています。「おむすびころりん」では、隣の爺さんが親切な人物として描かれ、ネズミ穴が桃源郷のような場所になるなど、意外な展開となっています。
また、昔話だけでなく、落語の演目が含まれる回も多くあります。
声の出演
スタッフ
- - 監督: 鈴木卓夫（1 - 104回）→湯浅康生（105 - 129回）→鈴木卓夫（130 - 258回）
- - 企画: 沼田かずみ
- - 監修: 中田実紀雄
- - 音楽監督: 後藤慶一、後藤加寿子
- - 音楽制作: ピーターパン・クリエイション
- - 音響監督: 沼田心之介
- - 編集: 新見元希
- - プロデューサー: 小山佑介→吉野文、藤田健
- - アソシエイトプロデューサー: 高橋徹・田近伸幸・峯岸卓生（途中まで）、飯田浩、吉岡勇治、川人努（途中まで）、加藤慶之（途中まで）、片山頼
- - アニメーション制作: トマソン
- - 製作・著作: テレビ東京、博報堂、トマソン
主題歌
- - オープニングテーマ
- 作詞・作曲: 大倉智之 (INSPi) / 編曲: 吉田圭介 (INSPi) / コーラス: INSPi / 歌: 中川翔子
- 「ふるさとほっこり村」（第208回 - 第258回）
- 作詞: 山之内一 / 作曲・編曲: 大森俊之 / 歌: 水森かおり
- - エンディングテーマ
- 作詞: 吉田圭介・大倉智之 (INSPi) / 作曲: 吉田圭介 (INSPi) / 編曲: 齋藤真也 / 歌: 中川翔子
- 「ぴょんぴょん ぷにょぷにょのうた」（第53回 - 第258回）
- 作詞: 心真堂 / 作曲・編曲: MEG.ME / 音楽協力: テレビ東京ミュージック / 歌: すたーふらわー（小林星蘭・谷花音）
オープニング・エンディングアニメーションには、十二支に猫を加えた13匹の動物が登場し、その中の羊はヘーベルハウスのイメージキャラクターであるラム一家の羊が使われています。
各話リスト
1回につき3つのお話を放送。第2シーズンからは新作2話＋再放送1話、第3シーズンからは3話とも新作で放送されました。また、2014年10月からは以前放送されたエピソードを新たに製作して放送しています。
放送局
字幕放送は、テレビ東京系列とキッズステーションのみで実施されました。
ふるさと 日本の昔ばなし セレクション
2018年4月8日から2019年9月29日まで、『ふるさと再生 日本の昔ばなし』と『ふるさとめぐり 日本の昔ばなし』の中から傑作選として放送されました。このシリーズでは、ヘーベルハウスの一社提供ではなくなりました。
- - オープニングテーマ: 「僕たちの世界」 (作詞・作曲: 坪野竜也 / 歌: 水森かおり)
- - エンディングテーマ: 「ぴょんぴょん ぷにょぷにょのうた」 (作詞: 心真堂 / 作曲・編曲: MEG.ME / 歌: すたーふらわー（小林星蘭・谷花音）)
日本の昔ばなし
『ふるさと再生 日本の昔ばなし』の再放送として、2021年10月5日よりTOKYO MXで放送されました。
当初は火曜夕方に放送されていましたが、後に日曜朝に移動しました。テレビ東京での放映権が切れたため、著作権はトマソンに移管されています。オープニングとエンディングは「ふるさと再生〜」後期のものが使われ、TOKYO MXでの放送はヘーベルハウスがスポンサーではありませんが、ラム一家の羊はそのまま使用されています。
火曜夕方放送時には、柄本と松金による新録の挨拶が挿入されていましたが、日曜朝に移動後は廃止されました。
他メディア展開
2022年11月より、スマートフォン用アプリ「昔ばなしランド」が公開されました。このアプリでは、『ふるさと再生 日本の昔ばなし』と『ふるさとめぐり 日本の昔ばなし』の傑作選が配信されています。
2024年4月には、DVDソフト版が日本コロムビアより発売されます。
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