まんがふるさと昔話

『まんがふるさと昔話』

概要

『まんがふるさと昔話』は、1976年8月6日から同年12月24日まで東京12チャンネル（現在のテレビ東京）で放送されていたテレビアニメです。この作品は、日本の各地に伝わる昔話をアニメーションとして描き出しており、1回あたり2話が放送されるスタイルが採用されていました。

声優陣には松島トモ子や牟田悌三が主に起用され、時には他の声優がキャラクターに命を吹き込む場面もありました。特に松島は、アニメの主題歌も担当しており、その歌声は視聴者に印象づけられました。本放送時には西武百貨店の単独提供番組として位置づけられ、「西武ファミリー劇場」というタイトルで放送されました。

放送時間は毎週金曜日の19:30から20:00までで、合計で52話（26回分）が計画されましたが、実際に放送されたのはそのうちの36話（18回分）。さらに、11月26日、12月17日、12月24日には過去に放送された内容の再放送が行われ、未放送の16話分（8回分）は後の再放送で公開されました。

スタッフ

本作の制作に当たり、脚本は朝倉千筆と首藤剛志が担い、演出は福田元彦と上野寿夫が手掛けました。また作画は高橋愛緒と堀川留子、美術は小山田哲也、音楽は菊池俊輔が担当しました。制作は東京12チャンネル、ダックスインターナショナル、民話社の3社によって行われました。

主題歌

オープニングテーマとエンディングテーマは、松島トモ子が歌う「ふるさとの四季」で、作詞は北原たけし、作曲は伊部晴美が手がけています。また「なんだべ坂の七ふしぎ」という楽曲もあり、こちらは松島トモ子とひばり児童合唱団によって歌われました。

各話リスト

本作の各話は、放送日によってさまざまな昔話が描かれました。1976年11月26日には第1話、12月17日には第2話、12月24日には第3話の再放送が行われ、1977年1月8日から同年3月26日までは、第4話から第14話にかけての再放送も実施されました。

ビデオソフト

『まんがふるさと昔話』は、2007年3月23日に竹書房からDVD-BOXとして収録され、東日本編と西日本編の2つが発売されました。

脚注

この作品と同時期に放送されていた『まんが世界昔ばなし』は、TBS系列で展開されたダックスインターナショナル制作の童話や文学を基にしたアニメーションでした。また、2012年からは『ふるさと再生 日本の昔ばなし』という、同じテーマのアニメがテレビ東京系列で放送されていますが、この作品はテレビ東京、博報堂、トマソンの3社による共同制作となっています。

外部リンク

• - まんが・ふるさと昔話 - メディア芸術データベース

このように『まんがふるさと昔話』は、日本の昔話を現代に蘇らせ、視聴者にその魅力を伝える試みをした重要なアニメ作品として語り継がれています。

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