みなとこうべ海上花火大会

「みなとこうべ海上花火大会」は、長年にわたり兵庫県神戸市の神戸港を舞台に、夏の夜空を彩ってきた花火大会です。例年8月の第1または第2土曜日に開催され、多くの人々がその美しい光景を楽しんでいました。

しかし、2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、大会は中止を余儀なくされました。さらに、神戸ウォーターフロントの再開発が進む中で、十分な観覧場所を確保することが困難になったという事情もありました。

このような状況を踏まえ、2022年には新たな試みとして分散型花火イベント「みなとHANABI」が開催されました。このイベントは好評を博し、2023年以降は「みなとHANABI」に移行することが決定しました。これに伴い、長年大会を運営してきた「みなとこうべ海上花火大会実行委員会」は、「Kobe Bright Night実行委員会」へと名称を変更し、新たな体制でイベントを運営しています。

「みなとHANABI」は、従来の集中型花火大会とは異なり、複数の場所から同時に花火が打ち上げられる分散型のイベントです。これにより、より多くの人が安全に花火を楽しめるようになりました。具体的な開催時間や打ち上げ場所は以下の通りです。

開催概要

開催時間: 19:30 - 20:30
打上場所: 神戸港（新港突堤〜メリケンパーク南側海上）

観覧場所

花火を観覧できる主な場所は以下の通りです。

兵庫埠頭
ポーアイしおさい公園
ポートアイランド北公園
新港第1突堤
新港第2突堤（有料協賛席）
新港第3突堤
新港第4突堤（ポートターミナル）
中突堤・メリケンパーク
神戸ハーバーランド周辺

これらの観覧場所は、多くの人々で賑わうため、早めの場所取りや、公共交通機関の利用をお勧めします。

アクセス

花火大会当日は、会場周辺で交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用が推奨されます。また、駅によっては入場制限が行われる場合もありますので、注意が必要です。

鉄道

JR西日本: JR神戸線（東海道本線）の三ノ宮駅、元町駅、神戸駅が最寄り駅です。当日は、大阪方面への臨時新快速が増発されます。
阪神電気鉄道: 阪神本線・神戸高速線の神戸三宮駅、元町駅、西元町駅、高速神戸駅が利用できます。近鉄奈良方面や大阪梅田方面への臨時列車が増発されます。
阪急電鉄: 神戸本線・神戸高速線の神戸三宮駅、花隈駅、高速神戸駅が便利です。大阪梅田方面への臨時特急や臨時快速急行が増発されます。
神戸市営地下鉄山手線: 三宮駅が最寄りです。当日は臨時列車が増発されます。
神戸市営地下鉄海岸線: 三宮・花時計前駅、旧居留地・大丸前駅、みなと元町駅、ハーバーランド駅、中央市場前駅が観覧場所に近く、臨時列車が増発されます。
* 神戸新交通ポートアイランド線（ポートライナー）: 三宮駅から貿易センター駅、ポートターミナル駅、中公園駅、みなとじま駅が利用できます。当日は最短1分間隔まで増発されますが、一部駅では入場規制が行われるほどの混雑が予想されます。

バス

神戸市役所～ポーアイしおさい公園、兵庫埠頭内で無料シャトルバスが運行されます。

航路

中突堤中央ターミナル（かもめりあ）～ポーアイしおさい公園間でシャトル船が運航されます。

「みなとこうべ海上花火大会」は、その名前こそ変わりましたが、神戸の夏の夜を彩るイベントとしての役割は今も変わりません。花火とともに、夏の思い出を刻んでみてはいかがでしょうか。

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