りんどう号

りんどう号

りんどう号は、熊本県熊本市と長崎県長崎市を結ぶ高速バスです。この路線は、両都市間の移動手段として重要な役割を果たしています。

運行会社

以下の2社が共同で運行しています。

長崎県交通局
担当営業所：長崎営業所
九州産交バス
担当営業所：高速営業所

歴史

1989年（平成元年）4月20日：九州自動車道・九州横断道（現：長崎自動車道）経由で、熊本 - 長崎間を結ぶ高速特急「りんどう号」が1日6往復で運行開始しました。車両は共通専用色のスーパーハイデッカー3列シート車でした。
1990年（平成2年）1月26日：九州横断道の一部開通に伴い、高速道路上のバス停を新設し、所要時間が3時間に短縮されました。
1991年（平成3年）～1992年（平成4年）：2度の増便により、1日10往復体制となりました。
1998年（平成10年）2月：熊本市内の乗降場所に西原停留所が追加されました。
2000年（平成12年）頃：乗降方式が変更され、同一県内間の利用が不可となりました。
2002年（平成14年）6月：1往復減便し、1日9往復となりました。
2004年（平成16年）9月30日：九州横断バスの一部区間が廃止され、熊本 - 長崎間の唯一のアクセス手段となりました。
2006年（平成18年）5月15日：1往復減便し、1日8往復となりました。一部車両は4列シート化され、大橋停留所と中央橋停留所が新設されました。
2008年（平成20年）7月1日：熊本IC経由から益城IC経由に経路が変更されました。
2009年（平成21年）12月1日：熊本側の発着点がJR熊本駅前に延伸されました。
2010年（平成22年）10月1日：熊本側の発着場所が西部車庫に延伸され、長崎行きの停車箇所に通町筋バス停が追加されました。
2013年（平成25年）7月1日：山浦PAでの途中休憩時間が10分間に延長されました。
2014年（平成26年）12月1日 - 2015年（平成27年）3月31日：期間限定で一部便が東そのぎICに停車しました。
2015年（平成27年）10月1日：熊本交通センターの乗降場所が変更されました。
2016年（平成28年）4月15日：熊本地震の影響により全便運休となりましたが、4月23日に一部便が再開し、5月1日には通常運行に戻りました。
2017年（平成29年）10月1日：ダイヤ改正により1往復減便し、休憩場所が広川SAと多久西PAに変更されました。
2019年（平成31年・令和元年）4月1日：熊本駅前再開発工事のため、長崎行きの乗り場が変更されました。
2019年（令和元年）9月11日：熊本桜町バスターミナルへの乗り入れを開始しました。また、10月1日の消費税増税に伴い、運賃が改定され、1往復増便されました。鹿央と中央橋への停車が廃止されました。
2020年（令和2年）4月1日：新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一時的に運休や減便措置が取られ、全便4列シート車での運行となりました。
2021年（令和3年）1月18日：新型コロナウイルスの更なる感染拡大の影響により、当面の間全便運休。3月20日に運行再開しましたが減便、4月1日に再び減便。5月12日再び全便運休、10月9日に減便し運行再開。
2022年（令和4年）1月26日：新型コロナウイルスの感染拡大の影響により当面の間全便運休。3月1日に運賃の値上げとWEB回数券の新設を実施。4月1日に運行再開。

運行経路・停車停留所

太字は停車停留所です。熊本県内と長崎県内のみの利用はできません。

西部車庫 - 熊本駅前 - 熊本桜町バスターミナル - 通町筋 - 味噌天神 - 水前寺公園前 - 熊本県庁前 - 自衛隊前 - 東町中央 - 益城インター口 - 益城IC - （九州自動車道） - 武蔵ヶ丘 - 西合志 - 植木IC - 菊水IC - 鳥栖JCT - （長崎自動車道） - 松原 - 大村IC - 大村木場 - 諫早IC - 長崎多良見IC - （長崎バイパス） - 川平料金所 - 昭和町 - 大橋 - 長崎駅前

長崎行きは、熊本駅前7番のりば、熊本桜町バスターミナル5番のりばから発車します。
長崎駅前は、交通会館（県営バスターミナル）発着で、熊本行きは第1ホーム5番のりば、長崎行きは第2ホーム11番のりばに到着します。
休憩は、かつては山浦PAで行われていましたが、現在は広川SAと多久西PAでそれぞれ15分ずつの休憩を行います。

所要時間

西部車庫 - 長崎駅前：約4時間10分
熊本駅前 - 長崎駅前：約3時間58分
桜町BT - 長崎駅前：約3時間45分

（上記には30分の休憩時間を含みます。）

車内設備・使用車両

車内設備

4列シート（2+2列、35～37人乗り）
トイレ
パウダールーム（一部車両のみ）
毛布（膝掛け）※2023年4月現在はコロナ感染防止のため中止
携帯電話充電装置（座席コンセントまたはUSBポート）

使用車両

長崎県交通局
三菱ふそう・エアロエース
日野・セレガ〈J-BUS〉
いすゞ・ガーラ〈J-BUS〉
九州産交バス
三菱ふそう・エアロエース

車両都合により、ひのくに号専用車が使用される場合があります。

過去の車両

運行開始当初は、両社とも3列シートの専用塗装のスーパーハイデッカー車両を使用していましたが、車両更新により共通塗装は廃止され、現在は両社それぞれの塗装のハイデッカー車両が使用されています。2020年以降は全便4列シート車での運行となっています。

脚注

注記

出典

関連項目

ありあけ号
雲仙・長崎オーシャン観光バス

外部リンク

長崎県交通局　長崎 - 熊本（りんどう号）
九州産交バス　熊本 - 長崎線＜りんどう号＞

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