長崎バイパス

長崎バイパス

長崎バイパスは、長崎県諫早市多良見町を起点とし、長崎県長崎市に至る一般国道34号のバイパスです。西日本高速道路が一般有料道路として管理しており、自動車専用道路として機能しています。高速道路ナンバリングでは「E96」が割り振られています。

概要

起点: 長崎県諫早市多良見町市布
終点: 長崎県長崎市昭和二丁目・長崎県長崎市西山四丁目
全長: 15.1 km
車線数: 4車線（起点 - 川平）、暫定2車線（川平 - 昭和、川平 - 西山）
制限速度: 60 km/h

長崎自動車道の長崎多良見インターチェンジ (IC) に接続しており、川平ICからは昭和町方面出口と西山町方面出口に分岐します。

長崎多良見料金所から川平料金所までの区間は全線4車線ですが、急カーブや急勾配が連続するため、制限速度は60km/hに抑えられています。制限速度を警告する看板が多数設置されているのが特徴です。全区間でETCが利用可能ですが、休憩所はありません。

長崎と各地を結ぶ高速バスや、長崎空港行きのリムジンバス、諫早と長崎を結ぶ路線バスもこの道路を経由しており、バス停留所がいくつか設置されています。ただし、高速バスは一部を除きバイパス内には停車しません。

国道34号の現道とは異なり、北寄りの経路をとっており、諫早市や長崎自動車道と長崎市北部の浦上地区を最短距離で結ぶ役割を果たしています。

沿革

1967年（昭和42年）11月17日：一部開通（昭和線の完成）。九州初の有料自動車専用道路となりました。当初は暫定2車線で、後に4車線に拡幅されました。
1991年（平成3年）3月27日：二期工事完成（西山線の完成）。
2006年（平成18年）10月31日：ETC通勤割引の試行導入。2007年度に延長決定。川平有料道路との乗り継ぎは適用外でしたが、2008年10月より適用されました。
2010年（平成22年）6月28日：長崎多良見 - 川平間が、通行料全車無料化社会実験の対象区間に指定され実行されました。ただし、長崎バイパスと接続している川平有料道路は無料化実験の対象外でした。

インターチェンジなど

全区間が長崎県内に所在します。

料金区の都合上、多良見 - 昭和をA区間、川平 - 西山をB区間と称することがあります。また、川平有料道路をC区間と通称することがあります。多良見方面から入ると終点の川平まで出られない箇所があるので注意が必要です。

接続道路

E34 長崎自動車道
川平有料道路

交通量

24時間交通量（台）

（出典：「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」（国土交通省ホームページ）より一部データを抜粋して作成）

平成22年度の調査期間中において全線では、高速道路無料化社会実験が行われていました。

令和2年度に実施予定だった交通量調査は、新型コロナウイルスの影響で延期されました。

脚注

道路交通センサス

関連項目

その他の[[自動車専用道路一覧]]
九州地方の道路一覧
日本の高速道路一覧
日本の一般[[有料道路一覧]]

外部リンク

西日本高速道路株式会社
九州支社
国土交通省九州地方整備局 長崎河川国道事務所

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