アラブ王冠賞

アラブ王冠賞は、かつて特別区競馬組合が大井競馬場で施行していたアングロアラブ系競走です。

歴史

1955年、南関東デビューで中央競馬でも勝利を挙げた名馬・ホウセントの功績を讃え、「南関東3歳時出走馬限定」のアングロアラブ4歳馬によるハンデキャップ重賞として「ホウセント記念」が創設されました。1966年には負担重量が賞金別定戦に変更され、翌1967年には「南関東3歳時出走馬限定」の条件が撤廃されるとともに、競走名も「アラブ王冠賞」へと改称されました。1968年からは負担重量が馬齢別定戦となっています。

アラブ王冠賞は、アラブダービー、千鳥賞とともに、南関東アラブ三冠競走の最終戦として位置づけられていました。しかし、南関東地区におけるアングロアラブ系馬の在厩頭数が減少したことに伴い、1993年をもってその歴史に幕を閉じました。

競走条件の変遷

競走名: 第1回～第12回 「ホウセント記念」、第13回〜 「アラブ王冠賞」
負担重量:
第1回～第11回: ハンデキャップ
第12回～第13回: 別定戦(54キロ・獲得賞金250万円以上50万円ごとに1キロ増)
第14回: 別定(馬齢)
時計: 第1回～第4回 1/5秒表示、第5回～ 1/10秒表示
優勝馬の馬齢は、現在の表記方法に準拠しています。

歴代優勝馬

歴代優勝馬については、参考文献「大井競馬のあゆみ : 特別区競馬組合50年史」に詳細な情報が掲載されています。

関連項目

九州アラブ王冠賞 - 佐賀競馬場で施行されていた競走

もう一度検索