アルベルト・カヤスポ

アルベルト・ホセ・カヤスポ・ブリトー

アルベルト・ホセ・カヤスポ・ブリトー（Alberto José Callaspo Brito , 1983年 4月19日 - ）は、ベネズエラ・アラグア州マラカイ出身のプロ[[野球選手]]です。内野手として、右投両打のプレースタイルで知られています。現在は独立リーグのアトランティックリーグ、チャールストン・ダーティーバーズに所属しています。

プロ入りからエンゼルス傘下時代

2001年、カヤスポはアナハイム・エンゼルスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2002年にはルーキー級のプロボ・エンゼルスでデビューし、70試合に出場、打率.338、3本塁打、60打点、13盗塁という好成績を残しました。

2003年にはA級シーダーラピッズ・カーネルズで133試合に出場し、打率.327、2本塁打、67打点、20盗塁を記録。翌2004年にはAA級アーカンソー・トラベラーズで136試合に出場し、打率.284、6本塁打、48打点、15盗塁をマークしました。この活躍が評価され、2004年オフにはエンゼルスとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たしました。

2005年はAA級アーカンソーで開幕を迎え、89試合で打率.297、10本塁打、49打点、9盗塁の成績を残し、7月にAAA級ソルトレイク・スティンガーズへ昇格。AAA級では50試合に出場し、打率.316、1本塁打、31打点、2盗塁を記録しました。2006年もエンゼルスと契約しました。

ダイヤモンドバックス時代

2006年、カヤスポはジェイソン・バルジャーとのトレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。開幕はAAA級ツーソン・サイドワインダーズで迎え、8月6日にメジャーデビューを果たしました。ヒューストン・アストロズ戦に代打で出場しましたが、その後は主に代打としての出場が続き、23試合で打率.238、6打点という成績でした。

2007年は開幕ロースター入りを果たし、ユーティリティプレイヤーとして二塁、三塁、遊撃、右翼を守りました。しかし、5月には妻へのDV容疑で逮捕され、制限リスト入り。後に不起訴となり、復帰しましたが、6月にはAAA級へ降格しました。この年は56試合に出場し、打率.215、7打点、1盗塁という成績でした。

ロイヤルズ時代

2007年オフ、ビリー・バックナーとのトレードでカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍しました。2008年は二塁と遊撃のバックアップとして起用されましたが、故障で一時離脱。復帰後は二塁手として先発に定着し、74試合で打率.305、16打点、2盗塁を記録しました。

2009年は二塁の定位置を獲得し、155試合に出場、自己最多の打率.300、11本塁打、73打点、2盗塁という好成績を収めました。2010年は三塁手として起用されましたが、後に二塁手に。その後再び三塁手に戻るなど、ポジションを転々としました。ロイヤルズでは88試合に出場し、打率.275、8本塁打、43打点、3盗塁を記録しました。

エンゼルス復帰

2010年7月、カヤスポはショーン・オサリバン、ウィル・スミスとのトレードで、古巣のエンゼルスに復帰しました。移籍後も三塁手として起用され、58試合で打率.249、2本塁打、13打点、2盗塁という成績でした。この年は2球団合わせて146試合に出場し、打率.265、10本塁打、56打点、5盗塁を記録しました。

2011年は正三塁手として141試合に出場。打率は.288まで上昇しましたが、本塁打は10本に届きませんでした。守備では15失策を犯し、守備率は.959でしたが、DRSは+4でした。2012年も三塁手として138試合に出場、打率は.252に低下しましたが、2年ぶりに二桁本塁打を記録しました。

2013年、カヤスポはエンゼルスと2年契約を結びましたが、4月に右脚の脹脛を痛め故障者リスト入り。復帰後はエンゼルスで86試合に出場し、打率.252、5本塁打、36打点という成績でした。

アスレチックス時代

2013年7月、カヤスポはグラント・グリーンとのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。主に二塁手として起用され、50試合で5本塁打、22打点を記録。打率も.270まで上昇しました。この年は2球団合わせて136試合に出場し、打率.258、10本塁打、58打点という成績でした。

2014年はユーティリティプレイヤーとして起用され、7月には故障者リスト入りしましたが、復帰後は二塁手として起用されました。9月には打率が2割2分台まで下降し、終盤は代打としての出場が多くなりました。ワイルドカードゲームでは決勝打を放ちましたが、チームは敗退しました。この年は127試合に出場、打率.223、4本塁打という成績に終わりました。

ブレーブス、ドジャース時代

2014年オフ、カヤスポはアトランタ・ブレーブスと1年契約を結びましたが、2015年5月にトレードでロサンゼルス・ドジャースへ移籍。しかし、8月には自由契約となりました。

ドジャース退団後

2016年はベネズエラのウィンターリーグのみに出場。2017年には独立リーグやメキシカンリーグでプレーし、2018年にもメキシカンリーグでプレーしました。2020年にはカナダのセミプロリーグ、2021年には独立リーグでプレーしました。

詳細情報

カヤスポは、メジャーリーグでは主に内野手として活躍し、ユーティリティプレイヤーとして様々なポジションをこなしました。多くの球団を渡り歩き、メジャーリーグでの豊富な経験を持っています。また、独立リーグや海外リーグでのプレー経験も豊富で、ベテラン選手として活躍を続けています。

年度別打撃成績

（省略）

背番号

44 (2006年)
13 (2007年 - 2010年途中)
12 (2010年途中 - 同年終了)
6 (2011年 - 2013年途中)
18 (2013年途中 - 2014年途中)
7 (2014年途中 - 同年終了)
1 (2015年 - 同年途中)
5 (2015年途中 - 同年途中)

脚注