アルマトイ2駅

アルマトイ2駅について

アルマトイ2駅（カザフ語: Алматы-2 стансасы）は、カザフスタンの旧首都アルマトイにおいて2つの主要駅の一つとして存在しています。ここでは、日々およそ5,000人の旅客が利用しており、都心に位置することがその魅力の一因となっています。

概要

この駅の位置は、市の中心部にあたります。対照的に、同じアルマトイに存在するアルマトイ1駅は郊外にあります。トルキスタン・シベリア鉄道が市の外れを通るため、中心部に直結するためにはアルマトイ1駅からの新たな支線の建設が求められる状況でした。このため、アルマトイ2駅は便利な交通の要所として多くの利用者に親しまれています。

旅客列車は、この駅を基点にして国内外の多様な目的地へと出発します。国際列車においては、ロシアのモスクワやサンクトペテルブルクさらには中国のウルムチに向かうK9795/9796次列車|K9795_9796次列車（国内では013/014列車として運行）などが運行されています。また、国内の列車も多数あり、アスタナ、シムケント、ペトロパブル、アティラウ、ジェズカズガン、オラルなど各地へと行くことができます。

歴史

アルマトイ2駅の設立は、元々この地に家具工場が存在していたことから始まりました。トルキスタン・シベリア鉄道の駅舎は当初現在の駅の位置とは異なる場所にありましたが、技術者のムハネジャン・トゥイヌィシュパエフの提案を受け、以前存在していた古い墓地があったアブライ・ハン通りに移設されることになりました。墓地が撤去された後、駅広場が造られ、後に路面電車やトロリーバスもこの駅に乗り入れることとなりました。周辺はカザフ・ソビエト社会主義共和国の首都に相応しい新しい大通りが整備されました。

1954年にはアバイの銅像が建設され、その後1972年にはカリーニンの銅像も広場内に設置されました。しかし、ソビエト連邦の解体後、このカリーニンの銅像は1992年に撤去されました。さらに2000年にはアブライ・ハンの銅像が再び設置されました。広場はソ連風のアパート群や公共施設が周囲に立ち並ぶなかで、訪れる人々にとってのひとつのランドマークとなっています。

脚注

このように、アルマトイ2駅は単なる交通の拠点ではなく、歴史や文化をも内包した重要な場所となっています。市民や観光客にとっての重要な通り道であり続け、様々な歴史の瞬間を見守ってきました。

関連項目

• - カザフスタンの鉄道
• - アルマトイ1駅
• - K9795/9796次列車|K9795_9796次列車

外部リンク

• - アルマトイ2駅時刻表（ヤンデックス乗換案内）

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