アレクシー・カシーヤ

アレクシー・カシーヤ・ローサ（Alexi Casilla Losa , 1984年7月20日 - ）は、ドミニカ共和国サン・クリストバル州出身の元プロ野球選手（内野手）です。右投両打で、MLBの歴代盗塁成功率の記録保持者として知られています。

プロ入りとマイナー時代

2003年にアナハイム・エンゼルスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2005年シーズンまで、エンゼルスの傘下マイナーチームでプレーしました。

ミネソタ・ツインズ時代

2005年12月、J・C・ロメロとのトレードでミネソタ・ツインズへ移籍し、2006年9月1日のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビューを果たしました。

2008年は自己最多の98試合に出場し、打率.281、7本塁打、50打点を記録。シーズン100安打を達成しました。2009年には打撃不振に苦しみましたが、10月6日のデトロイト・タイガースとの地区優勝決定プレーオフでは、延長12回裏に劇的なサヨナラタイムリーを放ちました。

2010年には、ジム・トーミの加入に伴い、背番号を25から12に変更しました。2011年は、同じ1984年7月生まれの西岡剛選手と二遊間を組むことが多く、当初はカシーヤ選手が遊撃手、西岡選手が二塁手を務めていましたが、西岡選手の故障からの復帰後はポジションが入れ替わり、カシーヤ選手が二塁を守ることが多くなりました。7月25日にハムストリングを痛めて故障者リスト入りし、シーズンを終えました。2012年は初めて100試合以上に出場しましたが、打撃成績は低調でした。

ボルチモア・オリオールズ時代

2012年11月3日にウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍し、2014年1月10日にオリオールズと再契約しました。

レイズとタイガース傘下時代

2015年2月3日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結びましたが、4月1日に自由契約となりました。その後、9日にマイナー契約で再契約し、傘下のAAA級ダーラム・ブルズへ配属されました。同年6月29日にはトレードでデトロイト・タイガースへ移籍し、傘下のAAA級トレド・マッドヘンズへ配属。11月6日にFAとなりました。

ブルージェイズ傘下と独立リーグ時代

2016年3月9日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレーしました。2017年5月24日に独立リーグ・アトランティックリーグのヨーク・レボリューションと契約。2019年シーズン後、FAとなりました。

カシーヤは、その俊足を生かした走塁と堅実な守備で、メジャーリーグにおいて存在感を示しました。特に、盗塁成功率の高さは特筆すべき記録です。また、ツインズ時代には、チームを地区優勝に導くサヨナラ打を放つなど、記憶に残る活躍もありました。複数の球団を渡り歩きましたが、常にチームのために全力を尽くす姿勢は、多くのファンに愛されました。

引退後については情報がありません。

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