アレックス・アビラ

アレックス・アビラ：元MLB捕手、GMを父に持つ野球一家

アレックス・トーマス・アビラ（Alexander Thomas Avila、1987年1月29日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州ハイアリア出身の元プロ野球選手。ポジションは捕手。右投左打。愛称はパークマン（Parkman）。父は、2015年オフから2022年途中までデトロイト・タイガースのGMを務めていたアル・アビラ。

プロ入り前

ペンブロークパインズのアーチビショップ・エドワード・A・マッカーシー高等学校在学時の2005年、MLBドラフト34巡目（全体1020位）でデトロイト・タイガースから指名を受けたが入団を断り、アラバマ大学に進学。

プロ入りとタイガース時代

2008年のMLBドラフト5巡目（全体163位）で再びタイガースから指名を受け入団。2009年8月6日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビューを果たし、2安打を記録。翌日の試合ではメジャー初本塁打を記録した。

2010年には開幕ロースターに入り、ジェラルド・レアードと正捕手争いを繰り広げた。2011年はレアードが放出されたこともあり正捕手となり、自身初めてのオールスターにも「9番・捕手」で先発出場を果たした。

2014年1月31日にタイガースと415万ドルの1年契約（2015年・540万ドルのオプション付き）で合意。レギュラーシーズンでは、自己2位となる124試合に出場。打率は低下したものの、2年連続での2ケタ本塁打を記録するなど長打力は健在だった。守備では、守備防御点をプラスに転じさせ、盗塁阻止率がメジャーデビュー以来最高の33.6%を記録するなど改善を見せた。オフにタイガースが球団オプションを行使。

2015年は不振に陥り、67試合の出場で打率.191と低迷。オフにFAとなった。

ホワイトソックス時代

2015年11月25日にシカゴ・ホワイトソックスと1年250万ドルで契約。2016年はディオナー・ナバーロと出場機会を分け合い、57試合に出場。打撃面では多少改善が見られたものの、タイガース時代の輝きは取り戻せなかった。オフにFAとなった。

タイガース復帰、そしてカブスへ

2016年12月23日に古巣のタイガースと1年200万ドルで契約を結び、再びタイガースの一員としてプレーすることになった。しかし、2017年7月31日にヘイメル・キャンデラリオ、アイザック・パレデス、後日発表選手とのトレードで、ジャスティン・ウィルソンと共にシカゴ・カブスへ移籍。オフにFAとなった。

ダイヤモンドバックス、ツインズ、ナショナルズ時代

2018年1月31日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスと2年総額825万ドルで契約。2019年オフにFA。

2019年12月10日にミネソタ・ツインズと1年契約。2020年オフにFA。

2021年2月3日にワシントン・ナショナルズと150万ドルの単年契約。9月20日に2021年限りで現役を引退することを発表。引退試合となった10月3日の対ボストン・レッドソックス戦では、タイムリーツーベースを放った。

現役引退後

2022年よりMLBネットワークでアナリストを務めている。

プレースタイル

長打力が魅力の捕手。守備面では、盗塁阻止率の高さが光る。

詳細情報

シルバースラッガー賞：1回（2011年）
MLBオールスターゲーム選出：1回（2011年）

背番号
13 （2009年 - 2015年、2017年8月1日 - 同年終了）
31 （2016年 - 2017年7月30日、2019年）
5 （2018年）
16 （2020年）
* 6 （2021年）

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