アンドリュー・キズナー

アンドリュー・キズナー：MLBを渡り歩く捕手の軌跡

アンドリュー・ロバート・キズナー（Andrew Robert Knizner、1995年2月3日 - ）は、アメリカ合衆国バージニア州出身のプロ野球選手。右投右打の捕手として、MLBの舞台で活躍しています。メディアによっては「ナイズナー」と表記されることもあります。

プロ入りとセントルイス・カージナルス時代

2016年のMLBドラフトで、セントルイス・カージナルスから7巡目（全体226位）で指名を受け、プロの道へ。ルーキー級ジョンソンシティ・カージナルスでプロデビューを飾り、53試合で打率.319、6本塁打、42打点と、非凡な才能を発揮しました。

2017年には、A級ピオリア・チーフスとAA級スプリングフィールド・カージナルスでプレー。2球団合計で打率.302、12本塁打、51打点、2盗塁を記録し、着実にステップアップ。オフにはアリゾナ・フォールリーグにも参加し、経験を積みました。

2018年もAA級スプリングフィールドとAAA級メンフィス・レッドバーズで好成績を残し、2球団合計で打率.313、7本塁打、45打点をマーク。メジャー昇格への期待が高まります。

2019年、AAA級メンフィスでシーズンをスタート。5月31日にメジャー契約を結び、ついにアクティブ・ロースター入りを果たします。6月2日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビューを果たしましたが、この試合では3打数無安打に終わりました。

2022年は、長年カージナルスの正捕手を務めていたヤディアー・モリーナの引退を控え、出場機会が増加。しかし、オフにライバルのカブスからウィルソン・コントレラスが移籍してきたことで、状況は一変します。

2023年は、コントレラスの加入により出場機会が激減。オフにノンテンダーFAとなり、カージナルスを去ることになりました。

テキサス・レンジャーズ時代

2024年1月11日、テキサス・レンジャーズと出来高付きの1年契約を締結。37試合に出場した後、AAA級ラウンドロック・エクスプレスに降格。その後、タイラー・マーリーの復帰に伴い、DFAとなりました。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下時代

同年8月8日、ウェイバー公示を経てアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。AAA級リノ・エーシズに配属されますが、メジャーでの出場機会は得られず、レギュラーシーズン終了後にFAとなりました。オフにはドミニカのウィンターリーグに参加し、ギガンテス・デル・シバオに所属しました。

ワシントン・ナショナルズ傘下時代

2025年1月17日、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。再びメジャーの舞台を目指します。

プレースタイル

大学1年から捕手に転向したというキャリアながら、送球とブロッキングの質の高さには定評があります。次代の正捕手として、今後の活躍が期待されています。

背番号

7（2019年 - 2023年）
12（2024年 - 同年途中）

アンドリュー・キズナーは、カージナルス、レンジャーズ、ダイヤモンドバックスとチームを渡り歩き、現在はナショナルズ傘下で再起を期しています。持ち前の才能を開花させ、再びメジャーの舞台で輝きを放つことができるか、今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索