アンドリュー・キットレッジ

アンドリュー・マイケル・キットレッジのプロフィール

アンドリュー・マイケル・キットレッジ（Andrew Michael Kittredge）は、1990年3月17日生まれ、アメリカ合衆国ワシントン州スポケーン郡スポケーン出身のプロ野球選手です。右投右打の投手であり、現在はMLBのセントルイス・カージナルスに所属しています。彼の名前はメディアによっては「キトレッジ」としても知られています。

経歴

プロ入り前

キットレッジは、2008年のMLBドラフトで45巡目（全体1360位）にシアトル・マリナーズから指名を受けましたが、契約せずにワシントン大学でのプレーを続けました。彼の大学での活躍が、後のプロ入りへの弾みとなりました。

プロ入りとマリナーズ傘下時代

2011年にマリナーズと契約し、プロとしてのキャリアが始まります。彼は傘下のA-級エバレット・アクアソックスでプロデビューを果たしましたが、この年は1試合の登板に留まりました。翌2012年は、A級クリントン・ランバーキングス、A+級ハイデザート・マーベリックス、AA級ジャクソン・ジェネラルズでプレーし、通算で25試合に登板して3勝1敗1セーブ、防御率4.07を記録しました。そのオフシーズンには、オーストラリアン・ベースボールリーグのアデレード・バイトでプレーしました。

2013年は、A+級ハイデザート、AA級ジャクソン、AAA級タコマ・レイニアーズでプレーし、41試合に登板しましたが、成績は1勝5敗1セーブ、防御率6.39と伸び悩みました。2014年には再び成績を向上させ、46試合に登板し、7勝1敗8セーブで防御率4.32を記録しました。2015年、2016年もAA級やAAA級での登板を続け、特に2016年には27試合に登板し、防御率3.50という好成績を残しました。

レイズ時代

2016年11月、キットレッジはタンパベイ・レイズに移籍。2017年にはAAA級ダーラム・ブルズでシーズンを始め、7月にはメジャー契約を結びました。オークランド・アスレチックス戦でのメジャーデビュー後、15試合に登板して防御率1.76を記録しました。2018年は33試合に登板し、成績は3勝2敗でしたが、防御率は7.75となり一時的に苦戦しました。2019年には再びメジャー契約を結び、2020年オフにはFAとなったものの、マイナー契約で再契約しています。

2021年には自身初のオールスターゲームに選出され、7月13日の試合では三者凡退に抑える好投を見せました。2021シーズンは57試合に登板し、9勝3敗8セーブ、防御率1.88という素晴らしい成績を収めましたが、2022年には肘の手術を受けることになりました。2023年には復帰を果たし、14試合に登板して2勝0敗1セーブの成績を残しました。

カージナルス時代

2024年1月、キットレッジはリッチー・パラシオスとのトレードでセントルイス・カージナルスに移籍しました。

選手としての特徴

キットレッジのピッチングスタイルは、最速98.6mph（約158.7km/h）の速球とスライダーを中心に組み立てられています。この2つの投球が彼の投球の9割を占め、相手打者にとって非常に脅威となっています。今後の活躍にも期待がかかります。

最後に

アンドリュー・キットレッジは、プロ野球選手としてさまざまな経験を経て成長してきた選手です。怪我からの復帰を果たし、今後のシーズンでのパフォーマンスに目が離せません。

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