リッチー・パラシオス

リチャード・パラシオスは、1997年5月16日、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区で生まれました。右投左打の外野手、二塁手として知られ、現在はMLBのタンパベイ・レイズに所属しています。

プロ入りとガーディアンズ時代

2018年のMLBドラフトで、クリーブランド・インディアンス（現ガーディアンズ）から3巡目（全体108位）で指名され、プロの世界へ足を踏み入れました。ルーキー級のアリゾナリーグ・インディアンスでデビューし、その後、A-級マホーニングバレー・スクラッパーズ、A級レイクカウンティ・キャプテンズでもプレーしました。この年、3球団合計で45試合に出場し、打率.361、6本塁打、30打点、7盗塁という素晴らしい成績を残しました。しかし、2019年には右肩関節唇損傷の手術を受け、全休を余儀なくされました。2020年はCOVID-19の影響でマイナーリーグの試合が開催されず、公式戦への出場機会はありませんでした。

2021年、パラシオスはAA級アクロン・ラバーダックスとAAA級コロンバス・クリッパーズでプレーし、合計103試合に出場。打率.297、7本塁打、48打点、20盗塁と、着実に実力を伸ばしました。シーズンオフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズに所属。同年11月19日には、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠入りを果たしました。

2022年にはAAA級コロンバスでシーズンを迎え、4月25日にメジャー昇格を果たしました。同日のロサンゼルス・エンゼルス戦で、「9番・左翼手」として先発出場し、メジャーデビューを飾ると、初出場で2安打を記録しました。このシーズンは54試合に出場し、打率.232、10打点、2盗塁をマークしました。

2023年、パラシオスはシーズン前に開催されたWBCにオランダ代表として選出されました。シーズンではAAA級コロンバスでプレーしていましたが、6月11日にDFAとなりました。

カージナルス時代

2023年6月16日、金銭トレードでセントルイス・カージナルスへ移籍しました。カージナルスでは32試合に出場し、打率.258、6本塁打、16打点、2盗塁を記録しました。

レイズ時代

2024年1月5日、アンドリュー・キットレッジとのトレードでタンパベイ・レイズに移籍し、新たなチームでの活躍が期待されています。

家族

リチャード・パラシオスの叔父であるレイ・パラシオスも、カンザスシティ・ロイヤルズに所属していた元メジャーリーガー（捕手）です。また、兄のジョシュ・パラシオスもプロ野球選手（外野手）として活躍しており、まさに野球一家と言えるでしょう。

リチャード・パラシオスは、その卓越した身体能力と、左打者としての強打を武器に、今後もメジャーリーグでの活躍が期待されます。

詳細情報

年度別打撃成績：2024年度シーズン終了時
WBCでの打撃成績
年度別守備成績
内野守備
外野守備
2024年度シーズン終了時
背番号
9（2022年）
67（2023年）
1（2024年 - ）
代表歴
2023 ワールド・ベースボール・クラシック・オランダ代表

脚注

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 P
兄弟スポーツ選手一覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Richie Palacios stats MiLB.com
Richie Palacios (@elite_rich_1) - X（旧Twitter）
Richie Jordan Palacios (@richiemille) - Instagram

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