概要
イオン小郡
ショッピングセンターは、福岡県小郡市に位置する商業施設で、
2013年11月8日に開業しました。この
ショッピングセンターの開業は、かつて存在した福岡
ジャスコ小郡店が
1983年に閉店してから約30年半ぶりの再進出にあたります。当初、
イオンモール大牟田とともに2009年に開業予定でしたが、リーマンショックの影響でしばらく延期されました。最終的に
2013年4月には、
大規模小売店舗立地法に基づく届出を行い、無事開業を迎えました。
平屋建ての
ショッピングセンターは、イオンの直営店を中心に、
家電量販店「ケーズデンキ」と
ガソリンスタンド「
ENEOS」が別棟で営業しています。開業時には
イオン九州直営の
ホームセンター「
ホームワイド」も併設されていましたが、2018年に閉店しました。オープン当初は専門店がすべて出揃うまで時間がかかり、「シマリス小郡」がオープンしたのは2014年2月のことです。
防災対策
イオン小郡
ショッピングセンターは、2018年以降、豪雨による影響で店舗が休業することが多く、特に浸水被害に悩まされてきました。三度の浸水被害から、
イオン九州は防水対策を強化することにしました。西日本豪雨の際に受けた浸水の教訓を活かし、敷地周囲には高さ最大1.5メートルの土手を構え、入口には約1メートルの防水板を設置しました。また、敷地の植栽も嵩上げし、店舗を守るためのハード面が強化されています。
さらに、2023年7月9日から10日にかけて、24時間で349ミリの豪雨が降り、店舗には再び浸水被害が発生しました。この影響を受けて、
イオン九州はさらなる対策工事を行い、土手を2メートル以上にかさ上げ、出入り口の数を減らして防水板の高さも増強しました。これにより、今後の豪雨でもより強固な防御が期待されます。
沿革
- 4月19日:
大規模小売店舗立地法に基づく新設の届出を行う。
- 10月20日: イオンふるさとの森植樹祭を開催。
-
11月8日: 開業。
- 2月1日: 「シマリス小郡」オープン。
- 7月6日: 豪雨により浸水、臨時休業。
- 9月20日:
ホームワイド小郡店閉店。
- 9月29日: 再オープン。
- 7月21日: 九州大雨で2回目の浸水、臨時休業。
- 8月9日: 再オープン。
- 6月27日: 豪雨で臨時休業。
- 8月14日: 豪雨で臨時休業。
- 7月10日: 3度目の浸水、臨時休業。
テナント
イオン小郡店を核とし、周辺には別棟としてケーズデンキや
ENEOSが営業しています。しかし、かつてはイオングループの
ホームセンター「
ホームワイド小郡店」がも併設されていましたが、こちらは閉店となり、今はその建物も閉鎖されています。
交通アクセス
最寄りの交通機関は
西日本鉄道天神大牟田線の
大保駅で、駅から東へ約800メートルの距離に位置しています。また、
小郡市コミュニティバスも運行しており、イオン小郡
ショッピングセンターへのアクセスが便利です。入出庫の便も良く、地域の方々から利用されている商業施設です。