インターグシケン

インターグシケン

インターグシケンは、日本の競走馬であり、1970年代後半に特に注目を浴びた存在です。彼は第39回菊花賞の優勝馬であり、この成績からもその実力が伺えます。主戦騎手には「ターフの魔術師」と称される武邦彦が名を連ねており、彼とのコンビは競馬界で語り継がれるものとなりました。馬名は、冠名「インター」と、当時のWBA世界ジュニアフライ級チャンピオン、具志堅用高の名字「グシケン」から来ています。

戦績

3歳時

インターグシケンは1977年にデビューし、初めて出走したレースである新馬戦では福永洋一とのパートナーシップで勝利を収めました。その後、ダートのオープン戦で3着に入るなど徐々に力を示しましたが、重賞レースではバンブトンコートに敗北し続けました。秋には、京都1600メートルの紅葉杯でレコード勝利を収め、注目を集める存在となりました。以降はデイリー杯と阪神3歳ステークスで共に2着に終わりましたが、結果として印象は強く残りました。

4歳時

1978年にはシンザン記念で3着を獲得し、きさらぎ賞では待望の初重賞制覇を果たしました。しかし、その後のスプリングステークスでは3着、皐月賞ではファンタストに僅差で敗れ2着となりました。NHK杯を制したインターグシケンは、日本ダービーに単勝3番人気として臨むも、結果は6着に終わりました。秋には再び挑戦しましたが、勝ちきれないレースが続き、菊花賞では高い支持を受けつつも、他馬と一線を画した競争の中で優勝を果たしました。レースは大逃げを打ったチェリーリュウによってハイペースで進行し、インターグシケンは直線で力強い伸びを見せて勝利を収めました。

5歳時

1979年、古馬となったインターグシケンは、スポーツニッポン賞金杯で圧巻の走りを見せ61キロの重さを物ともせずに優勝。その後、脚部の不安が影響し長期休養を強いられました。復帰後は2戦をこなしたが、有馬記念では13着に終わり、競走生活に幕を下しました。その後は种牡馬としての道が待っていました。

引退後

引退後はインターナショナル牧場で種牡馬として活躍しました。数頭の優れたオープン馬を出すなど、種牡馬としてもそれなりの成績を残しましたが、その性格には厳しい面があったようです。1988年8月24日には、馬房にて心臓疾患で急死しているのが発見され、その早すぎる生涯を閉じました。

代表産駒

• - イブキファイブワン (北九州記念)
• - ショウリテンユウ (中日新聞杯、種牡馬)
• - ウットマン (全日本サラブレッドカップ等、地方重賞6勝)
• - トマム (ニュージーランドトロフィー4歳ステークス3着、種牡馬)

[ 競走成績 ]

• - 1977年（9戦4勝）

- 2着 - 阪神3歳ステークス、デイリー杯3歳ステークス

• - 1978年（11戦4勝）

- 1着 - 菊花賞、NHK杯、きさらぎ賞
- 2着 - 皐月賞

• - 1979年（3戦1勝）

- 1着 - 金杯（西）

このように、インターグシケンは日本競馬史に名を刻む優れた馬の一頭でした。

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