ウェズリー・ライト

デクアム・ラウェズリー・ライト：MLBでの軌跡

デクアム・ラウェズリー・ライト（Dequam LaWesley Wright）は、1985年1月28日、アメリカ合衆国アラバマ州モンゴメリーに生まれました。左投右打の投手として、メジャーリーグベースボール（MLB）で活躍しました。

プロ入りとドジャース傘下時代

2003年のMLBドラフトで、ロサンゼルス・ドジャースから7巡目（全体211位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。ドジャースの傘下で着実に力をつけ、メジャー昇格を目指しました。

アストロズ時代

2007年12月、ルール・ファイブ・ドラフトでヒューストン・アストロズに指名され、2008年3月31日のサンディエゴ・パドレス戦で念願のメジャーデビューを果たしました。ルール5ドラフトの規定により、25人枠から外れるとドジャースへの返還義務が生じるため、防御率5点台ながらも1年間メジャーで投げ続けました。2009年から2011年はマイナーリーグで過ごす時間も多かったものの、2012年には4シーズンぶりに1年間メジャーでプレーし、自己最多となる77試合に登板。同年7月にワンディ・ロドリゲスが放出されてからは、アストロズの最古参選手となりました。

レイズ時代

2013年8月12日、金銭トレードでタンパベイ・レイズへ移籍。しかし、同年12月2日にFA（フリーエージェント）となりました。

カブス時代

2013年12月4日、シカゴ・カブスと1年142万5000ドルで契約に合意。2014年は58試合に登板し、チームに貢献しました。シーズンオフには再びFAとなっています。

オリオールズ時代

2014年12月16日、ボルチモア・オリオールズと1年契約を締結。しかし、2015年4月10日のトロント・ブルージェイズ戦の登板後、左肩の痛みを訴え、左僧帽筋の張りと診断され、故障者リスト入り。その後、60日間の故障者リストに移されました。リハビリを経てAAA級ノーフォーク・タイズに登録されましたが、メジャー復帰は叶わず、自由契約となりました。オリオールズでのメジャー登板は2試合に留まりました。

エンゼルス時代

2015年7月29日、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムとマイナー契約を締結。9月1日にロースター拡大に伴いメジャー昇格を果たしました。エンゼルスでは9試合に登板し、まずまずの投球を見せました。オリオールズとの通算成績では、11試合の登板で防御率3.68という結果でした。シーズン終了後、FAとなりました。

レッドソックス傘下時代

2015年12月22日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びましたが、スプリングトレーニング中の2016年3月28日に自由契約となりました。その後、4月12日にボストン・レッドソックスとマイナー契約。AAA級ポータケット・レッドソックスでプレーしましたが、7月11日に再び自由契約となりました。

レンジャーズ傘下時代

2017年1月27日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、同年7月18日に解雇となりました。

デクアム・ラウェズリー・ライトは、MLBでの豊富な経験を持つリリーフ投手として、様々なチームでその才能を発揮しました。現在はフリーエージェントとして、今後の活躍が期待されています。

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