ウォー・マシン

ウォー・レイダーズ：破壊の限りを尽くすタッグチーム

ウォー・レイダーズは、エリックとアイバーの2人からなるプロレスタッグチームです。その歴史はROHでの「ウォー・マシン」結成に始まり、新日本プロレスでの活躍、そしてWWEでの「バイキング・レイダーズ」としての活動を経て、再び「ウォー・レイダーズ」として原点回帰を果たしました。ここでは、彼らの波瀾万丈な軌跡を辿ります。

ROHでの結成と躍進

2014年、レイモンド・ロウとハンソンはROHのトップ・プロスペクト・トーナメントで出会い、決勝で激突。ハンソンが勝利し、この試合を機に「ウォー・マシン」を結成しました。タッグデビュー戦を快勝で飾り、ROHと契約。タッグ戦線でその名を轟かせていきます。2015年にはK.E.S.との激闘を制し、GHCタッグ王座への挑戦権を獲得するも、惜しくも王座奪取には至りませんでした。しかし、同年12月にはキングダムを破り、ROH世界タッグ王座を初戴冠。その実力を証明しました。

新日本プロレス参戦とIWGPタッグ王座獲得

2016年、ウォー・マシンは新日本プロレスのWORLD TAG LEAGUEに参戦。強豪相手に4勝3敗の成績を収めました。そして2017年、SAKURA GENESIS 2017にてテンコジ（天山広吉 & 小島聡）からIWGPタッグ王座を奪取。海外のタッグチームとしてその存在感を示しました。

WWEでの変遷と原点回帰

2018年、ロウとハンソンはWWEと契約。NXTで「ウォー・レイダーズ」に改名し、2019年にはNXTタッグ王座を獲得しました。その後、WWE・RAWに昇格し、「バイキング・エクスペリエンス」としてデビュー。しかし、すぐに「バイキング・レイダーズ」に再改名されました。この改名には、様々な背景があったようです。2024年10月、彼らは「ウォー・レイダーズ」としてWWE RAWに復帰。アルファ・アカデミーを破り、世界タッグチーム王座選手権トーナメント1回戦を突破しました。チーム名からバイキングのギミックをなくす提案はトリプルHからなされたもので、ストーリーを広げていくために少しずつバイキングの要素を外していきたいという意向があったようです。

得意技

フォールアウト:ロウがバックドロップの体勢で相手を抱え上げ、ハンソンがコーナーポストからギロチンドロップを放つ。
ダブル・チョークスラム:
ソーズハンマー:ロウが相手を投げ上げ、ハンソンが落下してくる相手を肩口で受け止めてマットに叩きつける。

獲得タイトル

WWE
世界タッグチーム王座: 2回
NXTタッグ王座: 1回
新日本プロレス
IWGPタッグ王座: 2回
ROH
ROH世界タッグ王座: 1回

ウォー・レイダーズは、その圧倒的なパワーと完成された連携で、数々のタッグ王座を戴冠してきた実力派チームです。今後の活躍にも目が離せません。

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