ウドーンターニー駅

ウドーンターニー駅は、タイ王国東北部ウドーンターニー県ムアンウドーンターニー郡に位置する、タイ国有鉄道東北本線の重要な駅です。この駅は、県庁所在地であり、約43万人が暮らす都市の中心部に位置しています。

駅の西側は市街地となっており、駅前はタイの駅の中でも特に賑やかな場所として知られています。また、第一バスターミナルまで徒歩圏内という利便性から、旅行者にとってもアクセスしやすい拠点となっています。バンコクのクルンテープ駅からは568.84kmの距離にあり、最速の急行列車を利用すれば約10時間で到着します。

ウドーンターニー駅は一等駅であり、1日に12本（6往復）の列車が発着します。その内訳は、急行が3往復、快速が1往復、普通が2往復となっており、特に4本（急行1往復、普通1往復）は当駅が始発・終着駅です。

この駅の歴史は1941年6月24日にまで遡ります。開業当初は終着駅でしたが、1955年9月13日にナーター駅まで延伸されたことで、中間駅となりました。具体的な開業区間は以下の通りです。

1941年6月24日：コーンケン駅 - ウドーンターニー駅 (119.09km)
1955年9月13日：ウドーンターニー駅 - ナーター駅 (49.00km)

駅の構造は、単式と島式の複合型ホーム2面2線を持つ地上駅です。駅舎はホームに面しており、コンクリート製のモダンな西洋風建築が特徴的です。

駅周辺には以下の施設があります。

セントラルプラザ (600m)
第一バスターミナル (700m)
ウドーンターニー国際空港 (6.5km)

これらの施設へのアクセスも良く、旅行者にとって便利な立地条件を備えています。

参考文献として、以下の書籍が挙げられます。

岡本和之　『タイ鉄道旅行』　（めこん、1993年）ISBN 4-8396-0080-5
杉本聖一　『魅惑のタイ鉄道』　（玉川新聞社、2000年）ISBN 4-924882-29-1
柿崎一郎　『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』　（京都大学学術出版会、2010年）ISBN 978-4-87698-848-8
渡邉乙弘　『タイ国鉄4000キロの旅』　（文芸社、2013年）ISBN 978-4-286-13041-5

関連する項目としては、以下のものがあります。

タイの鉄道駅一覧
* タイ国有鉄道東北本線

ウドーンターニー駅は、タイ東北地方の交通の要所として、その役割を果たしています。

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