ウリウリ (競走馬)

ウリウリ（Uliuli）

ウリウリは日本の競走馬であり、後に繁殖牝馬としての道を歩んでいます。彼女の名前はハワイの楽器名に由来しており、その独特な響きからも特別な存在であることがうかがえます。ウリウリの主な勝ち鞍には2015年のCBC賞（GIII）や2014年の京都牝馬ステークス（GIII）があります。また、全弟には2016年の東京優駿を制した名馬マカヒキがいます。

現役時代

ウリウリは2010年2月11日に北海道安平町のノーザンファームで生まれました。その後、育成はノーザンファーム空港牧場で行われました。彼女は栗東・藤原英昭厩舎に入厩し、2012年10月に新馬戦に出走し2着を獲得。続く未勝利戦で初勝利を挙げました。

3歳の春のクラシック競走には出走できなかったものの、その後の500万下を勝利し、ローズステークスに出走。ここでは10番人気ながらもデニムアンドルビーに次いで3着に入賞し、秋華賞にも出走しましたが、結果は10着でした。次に、衣笠特別(1000万下)で3勝目を上げ、その後の京都牝馬ステークスでは上がり3F32秒9の驚異的な末脚を発揮し、見事に重賞初制覇を達成しました。

その後の阪神牝馬ステークスではスマートレイアーにわずかに及ばず2着。さらに続くヴィクトリアマイルでは16着と苦しい結果もありました。しかし5歳となった2015年には安土城ステークスで1年4ヶ月ぶりに勝利を挙げ、次戦のCBC賞では岩田康誠騎手とともに1200m戦に挑戦。重馬場の中で内を突いて抜け出し、見事な走りを見せ、2着のダンスディレクターに半馬身差をつけて重賞2勝目を飾りました。セントウルステークスでも好走し、短距離路線で存在感を示しました。

しかし、その後の成績は下降し続け、6歳時には着外のレースが続く中、2017年2月の京都牝馬ステークス12着が最後のレースとなりました。

繁殖牝馬時代

引退後は生まれ故郷のノーザンファームで繁殖牝馬としての新たな挑戦が始まりました。2018年3月1日には初仔の牝馬（父ラブリーデイ）を出産しました。ウリウリの血統は注目の的となり、今後の繁殖成績にも期待が寄せられています。彼女の母ウィキウィキは現役時代に中央競馬で1勝を上げており、優れた血統背景も魅力の一つとなっています。

競走成績（2024年2月18日現在）

ウリウリの競走記録は「netkeiba.com」を通じて確認できます。特にレコード勝ちしたレースは、彼女の実力を証明するものとなっています。これからの彼女の繁殖牝馬としての活躍にも目が離せません。

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