ウーソズ

ウーソズ (The Usos)

ウーソズは、アメリカのプロレス団体WWEに所属する、ジミー・ウーソとジェイ・ウーソの双子の兄弟によるタッグチームです。彼らの父は、リキシのリングネームで知られるソロファ・ファトゥであり、プロレス一家の一員として育ちました。一時期、ジミー・スヌーカの娘であるタミーナもチームに加入していました。

来歴

2009年、ウーソズはWWEとディベロップメント契約を結び、下部組織であるFCWでタッグ戦線に参戦。後にタミーナも加わり、2010年3月にはFCWフロリダタッグチーム王座を獲得しました。

2010年5月24日のRAWで、当時のタッグ王者であったハート・ダイナスティを急襲し、3人同時にスーパーフライ・スプラッシュを放つという衝撃的なデビューを飾りました。その後、ヒールとしてハート・ダイナスティと抗争を繰り広げましたが、王座奪取には至りませんでした。ハート・ダイナスティ解散後は、タミーナがベビーフェイスに転向し、サンティーノ・マレラ&ウラジミール・コズロフと共闘するなどの事情もあり、メインストーリーから離れ、WWEスーパースターズなどの番組でジョバーとしての活動が続きました。

2011年4月末のドラフトで、兄弟揃ってスマックダウンへ移籍。当初はヒールとして活動していましたが、ジャスティン・ガブリエル&ヒース・スレイターとの対戦を機にベビーフェイスに転向。入場時にシバタウ（サモア流のハカ）を取り入れるなど、民族ギミックを前面に出したタッグチームとして独自のスタイルを確立しました。

2011年中盤からはNXTにも登場し、2012年にはタイタス・オニール&ダレン・ヤングと抗争を展開しました。

RAW999回放送では、父であるリキシとの共演を果たしています。

2014年3月3日、RAWにてニュー・エイジ・アウトローズを破り、初のWWEタッグチーム王座を戴冠しました。ジョン・シナと組んでワイアット・ファミリーと抗争するなど、タッグ王座を保持し続けましたが、9月のナイト・オブ・チャンピオンズでスターダスト&ゴールダストに敗れ王座を失いました。しかし、同年12月29日のRAWでザ・ミズ&ダミアン・ミズドウから王座を奪還。その後、2015年2月22日のPPV、ファストレーンでブラス・リング・クラブに敗れ、再び王座を失いました。

2019年2月17日、Elimination Chamber 2019でWWEスマックダウンタッグ王者チームのザ・ミズ & シェイン・マクマホンに挑戦。激戦の末、ウーソズが勝利し、王座を戴冠しました。

得意技

1D：ジミーが相手を「フラップジャック」の体勢で上空に放り上げ、ジェイが相手頭部を空中でキャッチしダイヤモンド・カッターの形に移行してマットに叩きつける合体技。ダッドリー・ボーイズの3Dと同型です。
サモアン・スプラッシュ（ウーソ・スプラッシュ）：現在のフィニッシャーです。
スティンクフェイス：父リキシとは異なる型で、相手がもたれかかったコーナーとは反対側から走ってヒップアタックを仕掛けます。
ダブル・スーパーキック：二人同時に一人の相手に使用する技で、フィニッシャーとして使用されることもあります。
サモアン・ドロップ

入場曲

Get Up
Aiga
Never Make It Without You
So Close Now
Done With That
Done With That (Remix) - 現在使用中

その他

双子であるため、外見が非常に似ています。さらに、リングコスチュームも同一であるため、リング上での見分けは困難です。試合中に見分けがつかなくなり、権利のない方が誤ってフォールされるという事態も発生しています。WWE公式サイトでのウェイド・バレットのインタビューで、ジェイに対して「お前ってウーソズのどっちだ?」「見分けられなくて困る奴っているの?」という質問が投げかけられるなど、公式でも認知されています。簡単な見分け方としては、タトゥーの違い（以前は左胸にタトゥーがある方が弟のジェイでしたが、現在は兄のジミーも左胸にタトゥーがありますが、全体のデザインが異なります）と左右対称のペイントです。2011年のSuperstars等では、ジミーがパワー系、ジェイがスピード系と評されていました。

ロマン・レインズは、従兄弟叔父（父リキシがレインズといとこ）の関係ですが、同い年です。3人は同時期にアメフトを始め、よく一緒に練習しており、高校時代には三人とも同じラインバッカーのポジションで「三つ巴」と呼ばれていました。

関連項目

アノアイ・ファミリー

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