エトワ郡 (アラバマ州)

エトワ郡について

エトワ郡（英: Etowah County）は、アメリカ合衆国アラバマ州の北東部に位置し、2020年の国勢調査によると人口は10万3436人です。郡庁所在地であり最大の都市はガズデンで、地域の中心としての役割を果たしています。この郡の名称は、地元に存在したエトワー遺跡に由来し、チェロキー語で「食用にできる木」という意味を持っています。エトワ郡はガズデン都市圏の中心であり、地域の経済、文化活動の hub となっています。

歴史的背景

エトワ郡は元々ディカーブ郡の南部に属していましたが、1866年12月7日にその南部にベイン郡が設立され、南軍の将軍であるデイビッド・W・ベインにちなんで名付けられました。ベイン郡の郡庁所在地はガズデンです。しかし、1868年にはベイン郡が廃止され、従ってエトワ郡が新たに設立され、現在の形となりました。

エトワ郡は自然災害にも見舞われています。1994年3月27日には藤田スケールF4の竜巻がこの地域を直撃しました。この竜巻はバーミングハムに所在する国立測候所が発令した警報からわずか12分後にピードモントのゴーシェン・ユナイテッドメソジスト教会を破壊するなど、大きな被害をもたらしました。

地理

郡の全体積は548.75平方マイル（1,421.3 km²）で、その内訳は陸地534.82平方マイル（1,385.2 km²）、水域は13.93平方マイル（36.1 km²）です。水域の割合は全体の2.54%を占め、エトワ郡は州内で最も小さい面積の陸地を有する郡となっています。

交通網

エトワ郡には、いくつかの主要な高規格道路があります。州間高速道路59号線や759号線、アメリカ国道11号線や278号線、411号線、431号線などが通り、交通の便が非常に良い地域です。さらに、アラバマ・アンド・テネシー川鉄道やノーフォーク・サザン鉄道も走っており、物流や通勤にも便利です。

隣接する郡には、北側にディカーブ郡、東側にチェロキー郡、南東にカルフーン郡、南西にはセントクレア郡があり、ブラウント郡やマーシャル郡が西側と北西側に位置しています。

人口動態と地域

エトワ郡には複数の都市や町が存在します。著名な都市にはアタラ、ボアズ（部分的にマーシャル郡）やガズデン（郡庁所在地）、グレンコー（部分的にカルフーン郡）、ホークスブラフ、レインボーシティ、サウスサイドなどがあります。町にはアルトゥーナ（部分的にブラウント郡）、リースシティ、リッジビル、サーディスシティ、ウォルナットグローブなどがあります。また、国勢調査指定地域としてギャラントが存在し、未編入の町としてアンダーソンやマウンテンボロ、オハチー（部分的にカルフーン郡）などがあります。

エトワ郡には豊かな歴史と多様な地域社会があり、訪れる人々に対して多くの魅力を提供しています。

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