エフエムアップルウェーブ

FMアップルウェーブ (FM APPLE WAVE) 概要

FMアップルウェーブは、青森県弘前市の一部地域を放送対象地域とするコミュニティFM局です。愛称はFM APPLE WAVEで、アップルウェーブ株式会社が運営しています。

概要

2000年に開局し、津軽地方初のコミュニティ放送局として誕生しました。青森県内では4番目、全国では130番目の開局です。弘前市におけるコミュニティ放送局開局の機運は、1998年の「ジャパンアップルフェア'98」でのイベント放送局開設がきっかけとなりました。イベント放送局の好評を受け、弘前商工会議所が中心となり設立準備会が立ち上がり、アップルウェーブ株式会社が設立され、開局に至りました。

FMアップルウェーブは、「地域の活性化」「市民情報の共有化」「地域の防災」を理念としています。

本社・演奏所は、開局当初は弘前市土手町の「したどてスカイパーク」にありましたが、2012年に土手町コミュニティパークに移転しました。A館には本社とスタジオがあり、B館にはサテライトスタジオ「ストリートビュースタジオ」があります。また、中央弘前駅近くのまちなか情報センターにもサテライトスタジオがあります。

送信所は弘前パークホテルにあり、周波数78.8MHz、空中線電力20Wで放送しています。放送区域は弘前市の一部地域です。

聴取可能エリアは、弘前市、黒石市、五所川原市、平川市、西目屋村、藤崎町、田舎館村、板柳町、大鰐町、鯵ケ沢町、鶴田町、つがる市の一部、青森市の一部（浪岡地区）で、聴取可能人口は約40万人とされています。インターネット配信はJCBAインターネットサイマルラジオを通じて行われています。

24時間放送を実施しており、自社制作番組の他、弘前市のNPO法人コミュニティネットワークCAST制作の番組や、J-WAVE、スターデジオの番組も放送しています。また、弘前市とは災害時における放送に関する協定を締結しています。

沿革

1999年10月：アップルウェーブ株式会社設立
2000年3月：放送開始。当初は自主制作のみで、朝6時から夜9時まで放送。
2001年1月：24時間放送開始
2003年4月：J-WAVEとスターデジオの再送信を開始
2006年10月：番組を大幅に改編し、J-WAVE再送信を再開。
2010年4月：弘前市と災害時における放送に関する協定を締結。
2012年12月：土手町コミュニティパークが開業。本社・スタジオを移転。
2014年11月：JCBAインターネットサイマルラジオによるインターネット配信開始。

主なパーソナリティ

多くのパーソナリティが番組を担当し、地域に根ざした情報を提供しています。

主な番組

モーニングカフェラッチェ 情報満載生ワイド!
きらり☆ハッピートーク
ゴゴナビ!!
夕やけワイド あかねルート788

アップル号

FMアップルウェーブの中継車として「アップル号」が活躍しています。初代は日産・セレナをベースに2000年から使用され、2005年に2代目が登場しました。ナンバープレートは周波数と同じ「788」となっています。

動画配信

コミュニティ放送に加え、「アップルストリーム」として動画配信も行っています。地域のニュースやイベントの生中継、アーカイブ動画の配信など、多様なコンテンツを提供しています。東日本大震災時には情報提供に貢献しました。

本社・スタジオへのアクセス

バス: 弘南バス「下土手町」バス停下車
電車: 弘南鉄道大鰐線 中央弘前駅より徒歩約5分
* 道路: 青森県道3号弘前岳鰺ケ沢線（土手町通り）沿い

緊急告知ラジオ

2021年2月から緊急告知ラジオの運用を開始。市内の学校や幼稚園、要配慮者施設に無料配布されました。FMアップルウェーブ専用で、毎月1日に起動試験を実施しています。

FMアップルウェーブは、地域に密着した情報発信を通じて、弘前市を中心とした地域の活性化に貢献しています。

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