鶴田町

鶴田町

鶴田町（つるたまち）は、青森県の津軽平野に位置する町です。津軽地方の他の市町村と同様にリンゴ栽培が盛んですが、特にブドウの品種「スチューベン」の生産量が日本一であることが特徴です。

地理

鶴田町は、津軽平野のほぼ中央に位置し、東には高山がそびえます。町内には岩木川が流れ、津軽富士見湖（廻堰大溜池）があります。隣接する自治体は、五所川原市、弘前市、つがる市、そして北津軽郡の板柳[[町]]です。

人口

平成27年国勢調査によると、鶴田町の人口は13,392人であり、前回調査から6.15％減少しています。この減少率は、青森県内40市町村の中で18番目です。

歴史

年表

2005年（平成17年）4月：津軽中央地域合併協議会（法定）が廃止。
2010年（平成22年）11月：鹿児島県さつま町と友好交流協定を締結。
2013年（平成25年）1月：つがる西北五広域連合つるた診療所が完成。
2014年7月1日：ご当地ナンバーが交付（原付バイクのナンバープレートに、津軽地方で初めてご当地ナンバーが導入）。

行政区域の変遷

1889年（明治22年）4月1日：町村制の施行により、鶴田村、強巻村、大巻村、大性村、菖蒲川村、鶴泊村が合併し、鶴田村が発足。この時点での面積は11.70k㎡。
1941年（昭和16年）10月1日：鶴田村が町制を施行し、鶴田町となる。北津軽郡内で最後に町制を施行した町。
1955年（昭和30年）3月1日：鶴田町が梅沢村、六郷村、西津軽郡水元村と合併し、新たな鶴田町が発足。この時点での面積は54.70k㎡。
1956年（昭和31年）11月1日：大字梅田、中泉が五所川原市に編入。
1958年（昭和33年）11月1日：大字石野、野中が板柳[[町]]に編入。
1967年（昭和42年）11月1日：板柳[[町]]大字狐森字岡田の一部と大字柏木字片田野の一部が鶴田町に編入。一方、鶴田町大字大性字平岡の一部が板柳[[町]]に編入。
1970年（昭和45年）11月1日：板柳[[町]]大字野中字梅林の一部が鶴田町に編入。一方、鶴田町大字鶴泊字梅林の一部が板柳[[町]]に編入。

行政

町長

現在の町長は相川正光氏で、2期目です。任期は2026年8月20日までです。
前町長の中野掔司氏は、1974年から2010年まで10期連続で町長を務め、全国でも最多の連続当選記録を持っていました。

合併問題

平成の大合併の際には、板柳[[町]]との合併協議が行われましたが、新市名の意見が合わず実現しませんでした。その後、五所川原市との編入合併を目指しましたが、これも合意に至りませんでした。

その他

鶴田町には、「朝ごはん条例」があります。
町議会の定数は12で、任期は2024年2月29日までです。

姉妹都市

国内

鶴田町（鹿児島県、現さつま町）：1997年8月6日姉妹都市提携

海外

フッドリバー市（オレゴン州）：1977年7月27日姉妹都市提携。リンゴの主産地であること、教育・文化・産業の交流、中学生高校生大使の交流を目的としています。

経済

産業

主な産業は農業で、特にリンゴとスチューベンの栽培が盛んです。町内には、鶴田郵便局をはじめとする複数の郵便局と、青森銀行やみちのく銀行などの金融機関があります。

教育

小学校

鶴田町には、鶴田小学校をはじめとする複数の小学校があります。

中学校

鶴田中学校があります。

高等学校

下山学園高等学校があります。

閉校した学校

過去には、複数の小学校、中学校、高等学校が閉校しています。

交通

鉄道路線

JR五能線が町内を通り、陸奥鶴田駅と鶴泊駅があります。

バス

弘南バスが運行しています。

道路

国道339号、主要地方道、一般県道が町内を通っています。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

津軽富士見湖（廻堰大溜池）：国土交通省「水の郷百選」に認定されています。
鶴の舞橋：湖に架かる美しい橋です。
富士見湖パーク：湖畔にある公園です。
鶴の里ふるさと館：地域の歴史や文化を紹介する施設です。
丹頂鶴自然公園：丹頂鶴を観察できる公園です。
桜づつみ公園：桜の名所です。
トドロッポの木：樹齢350年と推定されるトドマツの巨木で、県天然記念物です。
コミュニティプラザ（五能線・陸奥鶴田駅併設）：駅に併設された多目的施設です。
道の駅つるた（鶴の里あるじゃ）：地域産品を販売する施設です。
つるたまつり：毎年8月14日から16日に開催される祭りです。
ツル多はげます会：ハゲをテーマにしたユニークな町おこし団体です。吸盤を使った綱引き大会や、「ハゲアワード」などのイベントを実施しています。

出身著名人

一戸総太：キックボクサー
菊地由利子：音楽ユニット「サエラ」のヴォーカル
北谷稔行：バスケットボール指導者・元選手、青森ワッツ3代目ヘッドコーチ
竹浪正造：元鶴田町議員、ツル多はげます会の創設者
藤田健次：版画家
棟方公寿：バスケットボール指導者・元選手、青森ワッツ初代ヘッドコーチ
山田照子：インスブルック冬季オリンピックリュージュ日本代表

関連項目

さつま町（鹿児島県）：合併前に同名の鶴田町（つるだちょう）がありました。
* 川崎市立京町小学校：鶴田町の協力で稲の栽培を行っています。

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