オリシャ (曖昧さ回避)

オリシャヨルバ語: Òrìṣà; ブラジルポルトガル語: orixá)は、ヨルバ人の伝統宗教におけるの顕現であり、精霊または的な存在、あるいは精霊信仰的な概念を指します。この包括的な概念であるオリシャは、ブラジルカンドンブレウンバンダといったアフリカ起源の宗教において、固有名を持つ多くのオリシャとして見られます。また、ヨルバ人が中心となって興したハイチブードゥー教におけるロアと呼ばれる々の中にも、オリシャを起源とするものが存在します。

キューバヨルバ人によって生まれた宗教、サンテリアでもオリシャは崇拝されています。ただし、ここではスペイン語の影響を受け、「オリチャ」と発音されます。

サンテリアにおいては、オバタラ、エレグア、オルンラ、チャンゴ、オグン、イェマヤ、オチュンの7柱の古代が「セブンアフリカンパワーズ」として特に重要視されています。

以下に、オリシャに関連する々について解説します。

イェモジャ(イェマヤ): 河川を司る女サンテリアでは「イェマヤ」と呼ばれます。
エシュ(エレグア、レグバ): トリックスター的な存在であり、人界と界を繋ぐ役割を持ちます。道路を司り、キューバでは玄関などに聖像が置かれます。サンテリアでは「エレグア」、ブードゥーでは「レグバ」と呼ばれます。
オグン:であり、ハイチブードゥー教でも崇拝されています。
オシュン(オチュン): 母性愛などを司る女サンテリアでは「オチュン」と発音されます。
シャンゴ(チャンゴ): 火と雷を司る軍サンテリアでは「チャンゴ」と呼ばれます。

なお、オリシャ(Orisha)という言葉は、以下のような他の用法も持ちます。

オリシャス (Orishas): キューバハバナ出身のヒップホップ・ミュージックグループ。
オリシャス (Orishas): DCコミックスに登場するヨルバの精霊たちの万殿。
オリッサ州 (Odisha、Orissa): インド東部沿岸に位置する州。

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